No Way Out ~出口なし~   偏愛に満ちた小説と映画の備忘録です
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六(禄)はあっても七(質)はなしとは、またうまいまとめ方で
2006-12-20 Wed 22:09
退屈姫君伝 退屈姫君伝
米村 圭伍 (2002/09)
新潮社

-+B+-

50万石の大名家から『2万5千石ぽっち』の貧乏小藩、風見藩に嫁いできためだか姫。夫が参勤交代で国許に帰ってしまうと、ヒマでヒマで退屈をもてあますあまり、腰元に変装してお忍びで町に出てしまいます。そこで知り合ったくの一のお仙、頼りないお庭番、義理の弟・直光らとなにやら起こす騒動の数々。藩内にある六不思議を解いてみたり、風見藩と実家磐台藩の間にあるらしい密約を探ってみたり、果ては老中・田沼意次との知恵比べ。
おもしろかったですよー。時代小説といえば鬼平で剣客で梅安な私ですが、こうゆうのも好きです。言葉が砕いてあるから読みやすく、かといって時代考証を無視しているわけでもなし、奇天烈なお話ですが勢いがあって読ませます。
それからキャラクター。めだか姫がよく『すてきすてき』とお仙のことを誉めますが、めだか姫こそステキなお姫様です。天女の如き美貌と天真爛漫な性格で、貧乏藩に輿入れしてもちっともめげないし、下々の者とも仲良くなれる度量の広さです。めだか姫が誉められると読んでいるこっちもうれしくなります。お仙が言うとおり『これだからめだかに肩入れしたくなっちゃうんだよな』と。そのお仙もちょっとずつ女の子らしく振舞おうと、巻末ではへちま水を塗りたくってます。このシリーズまだまだ続くようですので、お仙の今後も楽しみです
しかし、田沼様はやはり悪者扱いなのですね。『剣客商売』で付き合いが長いせいか、ちょっと心が痛みますわ。
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