No Way Out ~出口なし~   偏愛に満ちた小説と映画の備忘録です
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一番厄介な毒
2006-11-28 Tue 17:41
名もなき毒 名もなき毒
宮部 みゆき (2006/08)
幻冬舎

-+B+-

連続無差別毒殺事件が起こり、『誰か』の杉村三郎が素人探偵として再登場。

タイトルどおり、いろいろな『毒』が人々を苦しめます。凶器の青酸カリはもちろん、シックハウス症候群、土壌汚染、そして人間の悪意。
『名もなき毒』とはよくつけたもので、これらはみな誰にでも盛られる可能性がある『毒』なのです。そのぶん怖いです。
土壌汚染も怖いですが、なんといっても人間が出す毒、これが一番恐ろしかったです。連続殺人には確固とした動機はなかったし、杉村さんは幸せそうだというだけで悪意の対象にされます。娘の喘息の原因が、家ではなくいじめだったという件は、ずーんときました。
事件は終わってもすべての毒が取り除かれたれたわけではありません。原田いずみのような人間はよほどのことがない限りその性根は変わらないでしょうし、またそういった『毒』に出会い頭にさわってしまうこともあるでしょう。
この話は他のシリーズに比べればいささか地味なのですが、前作同様、大きな石を飲み込んだような読後感です。例えば『ドリームバスター』よりも『誰か』の方が内容を覚えているんですよね。
宮部みゆきは本当にうまい。

『丘を越えて』の歌詞がちょっとした救いでした。私も心の中で歌ってみました(唄えるんです...)。
おぉ、ここでうるっとくるとは思わなかったぞ
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