No Way Out ~出口なし~   偏愛に満ちた小説と映画の備忘録です
スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 | top↑
ひそやかな空間
2012-05-27 Sun 22:26
人質の朗読会人質の朗読会
(2011/02)
小川 洋子

商品詳細を見る

『博士の愛した数式』に次い2冊目です。
日本人旅行者たちがゲリラに誘拐され、長い監禁生活の末、特殊部隊の突入に抵抗したゲリラに爆死させられてしまいます。
その後、彼らが残した短い物語が発表されます。8人の善男善女の思い出と、それを録音していた現地兵士の1編です。
最初にそんなこと状況説明されちゃったから、話を読んでいても、あぁ、この人たちはもうこの世にいないんだなぁと思ってしまって切ないです。
たいしてうまくないビスケット工場で働いていたときのこと、子供のころ親に内緒で台所を貸したこと、区民館の1室で行われるさまざまな集会に参加した時のこと、職業も年齢もさまざまな人たちの、大切な思い出たちが語られます。
どんな気持ちで話してたんだろう、彼らに希望はあったのかなぁ、なんて考えてる時点で、作者の術中にはまった気がします。
以前友人が『博士が愛した数式』を読んだという私に、”小川洋子はあんなもんじゃない”と、訴えていた気持ちが、少しわかりました。
スポンサーサイト
別窓 | あ行 その他 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
<<サヨナラだけが人生だ | No Way Out ~出口なし~ | 幸多かれ>>
この記事のコメント
コメントの投稿














管理者だけに閲覧

この記事のトラックバック
トラックバックURL

FC2ブログユーザー専用トラックバックURLはこちら
| No Way Out ~出口なし~ |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。