No Way Out ~出口なし~   偏愛に満ちた小説と映画の備忘録です
スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 | top↑
残酷純愛物語
2009-07-04 Sat 16:14
1Q84 BOOK 11Q84 BOOK 21Q84 BOOK 1
1Q84 BOOK 2
(2009/05/29)
村上 春樹
-+A+-
商品詳細を見る

村上春樹の7年ぶり長編小説。ファンの要望だか、新潮社の戦略だかで発売前に内容について一切公表しませんでした。
「ほうほう。」だから私もできるかぎり情報を遮断して読みました。タフでクールな青豆さんと、塾講師で小説家志望、でもどちらにも見えない天吾くんの物語です。
読後感は『え?ここで終わり?』です。上・下ではなく1・2となっているということは『3もあるの?』とも。
なんというか、村上春樹らしい小説でした。多彩な比喩や、現実と非現実をひょいっと越えてしまう展開なんか。
でも私が一番村上春樹らしいと思ったのは、やっちゃうところです。一風変わった美少女が出てきた途端、あぁ絶対やっちゃう、もう間違いなくやっちゃう、と思ってました。あの辺は小説の山場でしょうから、きっと一番印象深いという読者はいるでしょうけど、私は一番興醒めしました。あぁまたかよ、と。
青豆さんがとっても魅力的なのに比べると、天吾がいまひとつな感はありましたが、これくらいのバランスがいいんでしょうね、きっと。
とはいえ、話は面白く(というと語弊がありますが)読みました。やはり村上春樹は長編だよなぁと、結構な充足感です。オウム事件が主題になっているのは途中からわかります。読んでいるときはそれほど意識しませんでしたが、あとからじわじわとやってくる恐怖のようなものがありました。もう少し時間をあけてから、じっくり読み返してみたいです。
『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』ほどののめり込み方はしませんでしたが、60歳になられたということで、その分練れた巧さと強さと怖さです。
え?ここで終わり?とも思いますが、続編、書かない方がいいですよ。
スポンサーサイト
別窓 | ま行 その他 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
<<よく働くなぁ、浦沢直樹 | No Way Out ~出口なし~ | いつまで続くターミネータサーガ>>
この記事のコメント
コメントの投稿














管理者だけに閲覧

この記事のトラックバック
トラックバックURL

FC2ブログユーザー専用トラックバックURLはこちら
| No Way Out ~出口なし~ |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。