No Way Out ~出口なし~   偏愛に満ちた小説と映画の備忘録です
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すべての生き物にごちそうさま
2008-10-15 Wed 17:48
食堂かたつむり食堂かたつむり
(2008/01)
小川 糸
-+A+-
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表紙がかわいかったのと、『めざましテレビ』で取り上げられていたのを見たのがキッカケです。
倫子はインド人の恋人にお金も家財道具も一切合財持ち逃げされ、文字通り無一文になってしまいます。手元に残ったのは、祖母が残してくれた糠床だけです。おまけにショックで声まで出なくなってしまいました。仕方なくソリのあわないオカンのいる故郷に帰り、そこで一風変わった食堂を開くのです。

読み始めて、これはよしもとばなな風ではないかと、傷ついた女性(しかも今時でないお嬢さん)が故郷に帰り、人々とのかかわりあいを通じて再生していくという、どっかで読んだことのある話ではないかと。ところが違いました。りんごちゃんはあっという間に立ち直っちゃうんですよ。そっちがテーマじゃないみたいです。
料理をすることが大好きで、自分の作った料理が誰かを幸せにすることができることに無上の喜びを感じるんです。
彼女の作る料理は奥さんに逃げられた熊さんや、何十年も喪服を着続けているお妾さんに小さな奇跡を起こすんですが、心をこめて作った料理ってやっぱり相手に届くもんだと思います。おなかがいっぱいになるだけでも違いますよね。私も弱ってる人がいると、まずなんか食べ物あげますし。

森羅万象、命の宿るもの全てに対する畏敬の念がこめられたりんごちゃんの考え方は、とても厳粛な気持ちになります。教育上よろしくないなーという設定もありますが、子供にも読んでもらいたいなと思いました。エルメスの場面とかね。
しかし、りんごちゃんの作る料理は、みなおいしそうですな。
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