No Way Out ~出口なし~   偏愛に満ちた小説と映画の備忘録です
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どっぷりつかれる背徳感
2008-09-10 Wed 21:21
私の男私の男
(2007/10/30)
桜庭 一樹
-+SA+-
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震災で一度に家族を失った女の子・花と、彼女を引き取った淳悟の15年間が、現在から徐々にさかのぼって語られます。
うまいですよ、構成が。花の結婚前後を描いた”現在”で、この2人の犯罪やら背徳やらを匂わせておいて、次の章ではその少し前を描いてと、最終章まで読まないと二人の罪はわからないんですけど、読み終わるとまた最初から読みたくなりました。うまいなぁ。
花は淳悟にとって娘で母親で、愛人なわけです。しびれますね、女としては(あくまで仮定したらですけど)。9歳の時からこんなポジションだったら、そりゃどっぷり浸りたいし、反面逃げたくなるでしょうね。
いつまでも一緒にいるより、別れてしまったがゆえに、ずっと2人別々な場所で、でも一緒に逃げ続けていることになると思うんです。この2人の最後は最後じゃないんですね。ある意味、花は一生淳悟から逃げられないし、淳悟もまた同様で、この世にかけがえのない2人になったんです。
とても甘美な物語でした。
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