No Way Out ~出口なし~   偏愛に満ちた小説と映画の備忘録です
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ゆるいハードボイルド
2008-02-19 Tue 18:31
名残り火 (てのひらの闇 (2))名残り火 (てのひらの闇 (2))
(2007/09)
藤原 伊織
-+B+-
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故・藤原伊織氏の出版順で最後の作品です。連載終了後も加筆修正を繰り返していたそうで、8章まではその改稿バージョンになっています。作家としては未完成ともいえる作品を出版されたのですから、あの世で酒でも飲みながら悪態ついてるんでしょうか。でも読者としてはうれしい限りですんで、先生勘弁してくださいね。
さて、8年前に刊行された『てのひらの闇』の続編です。あれから3年が経過しています。登場人物ほぼ同じ。といっても、私あらすじくらいしか覚えてませんでした。すみません
親友の柿島が”オヤジ狩り”に遭い、3日後に息を引き取りました。堀江は何故彼がそんなところにいたのか調べるうちに、柿島が計画的に殺されたと確信するのです。

『そこには流通業界に横たわる新たな闇があった! 』
とありますが、動機はそんなんじゃありませんでした。このへんちょっと肩すかし。コンビニ業界の内幕など、とても興味深く読んでいたのに残念です。
<ネタバレ>奥さんのニューヨーク時代が事件の発端だなんて、まるで『テロパラ』じゃないですか。ホントに似たようないきさつが動機だったらどうしようかと思いましたよ。
藤原作品の黄金の組み合わせ”ドロップアウト中年と優秀な女性”ですが、その優秀な女性(元)部下が今回あまり活躍してません。どちらかというと海坊主のような頭の三上社長が大活躍です。スナック店主・ナミちゃんとの掛け合いが最高でした。とても魅力的なキャラなんですが、その三上の社会的地位に助けられる部分が多く、ご都合主義だなと思いました。悪かないんですけどね。完璧に改稿したら、そのあたりは補強されていたんでしょうか?
『ダナエ』よりおもしろかったんですが、未完でも『遊戯』の方が良かったかと。
かえすがえすも、急逝が惜しまれてなりません。合掌。
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