No Way Out ~出口なし~   偏愛に満ちた小説と映画の備忘録です
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壮大なる”鈴木一郎サーガ”のはじまりなのか?
2008-02-07 Thu 18:37
指し手の顔 上―脳男2 (1)指し手の顔 下―脳男2指し手の顔 ―脳男2-
(2007/12)
首藤 瓜於
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『脳男』から7年、私は前作を直前に読んでいる(というか、これが出たから読んだんですが)ので、話の内容とか覚えてますけど、フツーに7年前に読んだ読者は思い出すのに苦労したんでは?いやいや、有栖川の”学生アリス”なんて15年だしな。たいしたことないか。
でも物語は事件から1年後の設定です。

精神科に通院歴のある人間が次々と凶悪な事件を起こし、さらに黒い噂のあった松浦という男が首を切り落とされた状態で発見されました。張り込み中の刑事が2人惨殺され、その犯人は1年前に逃走した鈴木一郎だと三流新聞が書き立てます。警察と精神科医に対する非難は日を追うごとに増し、愛宕市民はある種のヒステリー状態です。そして急転直下、事件が動きます。
前作に引き続き、探偵役は真梨子と茶屋です。この2人『検視官シリーズ』のスカーペッタとマリーノみたいですね。ちなみに大男ということなんで、茶屋のイメージはジャン・レノです。
黒幕はずいぶん早い段階でピンときました。まぁ、そうゆう動機もアリか、という動機でした。ショッキングで事件にスピードがあったわりに、ラストがあっけなかったです。精神治療についての専門的なこととか、宗教のことやらのウンチクがてんこ盛りで、ちょっとダレます。途中から松岡圭祐の『千里眼シリーズ』みたいだなぁと、思いながら読んでました。実行犯がなんかアナクロっていいますか、どっかで読んだような描写だったりするんですよ。もったいないなあ。

そしてなんといっても脳男・鈴木一郎。全てのシナリオを書いていたのが、実は鈴木なんですよ。深く静かに潜行しているわけです。目的の為なら真梨子を殺すことも厭わないと言い切ってしまってます。まったく、いい人なんだか悪い人なんだか。前作より世渡り上手になってて、ちょっと残念。ラストから察するに、これシリーズ化するんでしょうね。また7年後とかだったらどうしましょう。
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