No Way Out ~出口なし~   偏愛に満ちた小説と映画の備忘録です
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同窓会のごとき邂逅
2008-01-18 Fri 18:58
女王国の城 (創元クライム・クラブ)女王国の城 (創元クライム・クラブ)
(2007/09)
有栖川 有栖
-+A+-
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空手形ばかり振り出してた有栖川先生ですが、なんと”江神さんシリーズ”が刊行されました!!書店で見つけたときにはもうビックリ!すぐさま友人に連絡しました。しかし前作から15年ですか、半ば諦めていただけに感慨ひとしおです。
モチさん、信長さんの凸凹コンビも健在です。おぉ、この掛け合いが懐かしい。アリスのトンデモ推理も相変わらず、あぁ、キライだったマリアもやっぱり鼻につくぞ。そして江神さんの頼もしいことよ!!15年経ってもキャラクターにブレがありません。

小説世界では前作『双頭の悪魔』から半年しか経っていない設定で、ベルリンの壁が崩壊した翌年の90年の5月です。インターネットもまだ普及しておらず、携帯電話もありません。だからこそクロースドサークルが完成したんですけどね。江神さんを追いかけてやってきた、新興宗教の本部がある村。そこには城のごとき本部ビルがあり、滞在中に殺人事件が起ります。自分たちで犯人を特定し自首させたい教団幹部は、警察への通報を拒否、アリスたちはそのまま城に軟禁されます。そして第二、第三の殺人が起ります。江神二郎の推理が冴え渡る1篇です。あぁ、カッコいい。

作者が”ゆるゆると読んでください”と言ってる通り、本筋とはあまり関係ない描写も多く無駄に長いといえばそれまでですが、15年待ち続けたファンとしては、キャラたちのくだらないやりとりまでもが嬉しいのです。11年前の謎も、駆け落ちが成就されなかった小さな謎も、教団がひた隠しにしていた謎も、快刀乱麻のごとき推理でキレイに解決します。江神さんの家庭の事情も少しばかりでてきまして、いろいろな意味で楽しめました。しまった、有栖川作品がおもしろいと思ってしまったぞ。

”江神さんシリーズ”は、あと長編1作と短編集1冊で完結するのだそうです。あとがきでそんなこと宣言するなんて罪つくりだなぁ。またしても待ちぼうけをくわされるのは必至なんですけど、できれば10年以内にお願いします。
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