No Way Out ~出口なし~   偏愛に満ちた小説と映画の備忘録です
スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 | top↑
ちょっとビターなジュブナイル
2007-10-17 Wed 18:23
ぐるぐる猿と歌う鳥 (ミステリーランド) ぐるぐる猿と歌う鳥 (ミステリーランド)
加納 朋子 (2007/07/26)
講談社
-+B+-
この商品の詳細を見る

ミステリーランドに加納朋子が登場。エントリしている作家さんの中でも、このシリーズにふさわしい作家の一人だと思っていたので、嬉しいです。

不器用でうまく気持ちを伝えられない小学5年生の森(シン)は、周囲から乱暴者のいじめっこと思われていました。ある日父親の転勤で、東京から小倉に引っ越してきて、同じ社宅に住む子供たちと少しずつ仲良くなります。が、そのうちの一人、パックはなんだかよくわからない子供です。家も家族も、お金も、名前さえ持っていないパックは、社宅の子供たちの秘密の友達だったのです。

加納朋子らしい、やさしい物語でした。でもやさしいだけじゃないんです。
子供の頃、拾った猫をみんなで飼うっていうのは夢でしたね。もちろん大人には内緒で。でもシンくんも言ってましたが、話は猫レベルではないのです。人間の子供なんですから、こんな無茶できるわけないと思いながら、それでも応援したくなりました。パックのような子供は現実にいるのですし、そんな無責任な親がいるなら子供たちだけで友達を助けてあげることもアリなんじゃないかと、途中から思うようになりました。
サルという上級生からパックが病気や大怪我をしたら、大人に助けを求めてくれと頼まれます。結果引き離されてしまうかもしれまうけど、パックが死んでしまうよりはましだからと。シンくんはこの申し渡し事項に覚悟を決めます。こうゆうところを押さえるのが加納朋子だよなぁと思いました。
パックの謎をメインに、シンくんの幼少時の怖い体験の真相と、命の恩人であるあやちゃんとの再会、いけすかない大人にしかけた手のこんだいたずらと、上手に詰め込んであります。
夢見がちに偏らず、手心は加えてあるけど現実的なジュブナイルでした。
スポンサーサイト
別窓 | か行 加納 朋子 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
<<鬼気迫る | No Way Out ~出口なし~ | バランスのいい短編集>>
この記事のコメント
コメントの投稿














管理者だけに閲覧

この記事のトラックバック
トラックバックURL

FC2ブログユーザー専用トラックバックURLはこちら
| No Way Out ~出口なし~ |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。