No Way Out ~出口なし~   偏愛に満ちた小説と映画の備忘録です
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全編むず痒い
2007-09-13 Thu 00:23
図書館戦争 図書館戦争
有川 浩 (2006/02)
メディアワークス
-+B+-
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近未来(昭和の後の30年後)、国家はメディア良化法なる悪法を成立・施行し、公序良俗に反する表現は規制されます。『こじきのおじいさん』という表現だけで焚書ですから、読みたい本も読めません。それを牽制する意味で施行された図書館法。図書館の図書を守るために組織された図書隊は、本を奪おうと武力で迫る良化隊員に火器を持って応戦し、時には死亡者までだしてしまう、そんなイヤな時代です。
高校生の時にこの図書隊員に大事な本を救ってもらった主人公は、彼に憧れて図書隊員になります。でも顔もおぼえてないんです

筆者があとがきで書いているように『月9風連ドラでラブで戦隊ヒーローもの』です。熱血で直情で素質はあるのに実力不足なヒロイン、彼女を厳しく見守る鬼教官、やさしそうなのに実は性格のキツイその同僚教官、頭でっかちなエリートに、美人のルームメイトと、もうすべてを押さえたかのような配役です。
なんといいますか、同人くさいです。表現も、話の展開も。や、悪かないんですよ、面白かったです。ただ痒いんですよ。
純粋なゆえに猪突猛進、あとで泣きをみる郁に、目をかけているのに手厳しいことを言ってしまう堂上。昔の少女漫画のように、好きなのについつっぱって悪態をついてしまうという定石で、読んでると全身痒くなるのです。本文で郁が、大人ぶった物言いと演説口調の中学生を『痒い』と言ってますが、この本じたいかなり痒いですって。弦田隊長と旧友の折田女史のやりとりだって、そうとう『痒い』ですよ。この歳になると、ライトノベルはキツイんでしょうか...。
や、ホントに面白かったんですよ。次も楽しみです。でも痒いんだろうなぁ...。
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『図書館戦争』有川浩/メディアワークス/ 物語の幅が広いのは非常に良いエンタテインメントの証。ヒロインの造形に賛否両論ありながらも人気シリーズになっているのは、堂上曰く「っていうか、まっすぐだからな」という郁の性格が根底にあるからなんだと思う。  
2007-10-04 Thu 23:20 空夢ノート
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