No Way Out 〜出口なし〜   偏愛に満ちた小説と映画の備忘録です
ファンにはまさにプレゼント
2007-06-25 Mon 00:32
クリスマス・プレゼント クリスマス・プレゼント
ジェフリー ディーヴァー (2005/12)
文藝春秋
-+B+-
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ディーヴァー初の短編集。私もリンカーン・ライムシリーズ以外を読むのは初めてです(といっても、ライムの短編が載ってるから読んだんですけど)

原題『TWISTED』のとおり、ひねりのきいた短編がズラリ。1本目の『ジョナサンがいない』は、ラストでぐるりと話が変わってしまい、おお!と膝を叩きページを戻して読み返しました。そうなるともうこっちは最初からかまえてしまい、これは実はこうなんじゃ?と、深読みするハメになりました。その点ではヘタな読み方しちゃったなぁと思います。
最初にディーヴァーが言っているのですが、長い物語につきあってくれる読者をガッカリさせないよう、長編では勧善懲悪を心がけているそうです。が、短編はそのポリシーがないようです。殺人者や横領犯、強盗犯は楽々と法の目をすり抜けていきます。それがまたうまいんですよねぇ
『三角関係』のような叙述トリックあり、『ノクターン』のような暖かい結末ありと、珠玉の短編集でありました。お目当てのライムの短編『クリスマス・プレゼント』ですが、この中ではそれほどの”ひねり”ではないものの、楽しく読めました。ライムも言うように、彼の本領は現場の物証から導き出される真実ですからね。
しかし、登場人物のほとんどが不倫をしている設定ってのは、いささかあきれました
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