No Way Out ~出口なし~   偏愛に満ちた小説と映画の備忘録です
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伝奇でファンタジーで成長物語
2007-04-29 Sun 23:39
雷の季節の終わりに 雷の季節の終わりに
恒川 光太郎 (2006/11)
角川書店
-+A+-
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『穏』という村に住む賢也は『下界』から来た子供で、たった一人の姉も雷季にいなくなってしまいひとりぼっちです。ある日、穂高と遼雲が貝拾いに誘ってくれたことから、賢也にも友達ができました。でもこの大事な友達にも隠していることがあります。賢也は物の怪憑きだったのです。そして殺人の濡れ衣を着せられ、村から逃げ出します。
前作『夜市』の世界がとてもよかったので、次作も読んでみました。こちらも独特の世界を創るのが上手です。世界と隔絶された『穏』という村。『風わいわい』という鳥のような憑きもの、雷の季節にやってくる鬼衆、そして死者をせきとめる墓町の闇番。ファンタジーというのは、1点でもほころびが見えてしまうとすっかり興醒めなんですが、この話は導入からするりと引き込みます。うまいなぁ。
交互に語られる『茜』の話。茜は継母から殺されそうになり、逃げ出した先でまたも継母から依頼された奇妙な男に誘拐されます。茜と賢也、どうこでどうつながるのかと思いながら読んでましたが、そうくるとは!<ネタバレ>ラストで穂高とお姉ちゃんが『穏』に帰ってしまうのが残念でした。穂高と2人で暮らすかと思ったのになぁ。別れ際に言っていたように、いつかこちらで会えるといいねと、内容は結構陰惨なのに、なんか読後が晴々するのは、賢也が健気で素直でいい子だからですね。
前作よりもこちらの方が好みです。
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