No Way Out ~出口なし~   偏愛に満ちた小説と映画の備忘録です
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ぜひ順番どおり読んでください!
2007-04-16 Mon 19:24
風流冷飯伝 風流冷飯伝
米村 圭伍 (2002/03)
新潮社
-+A+-
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ゆるいつながりの3部作のうちの第一作。順番どおりに読んでおけばよかった!と、後悔ひとしお吉原の幇間・一八は、讃岐の小藩・風見藩にやってきます。花魁に金比羅参りの十両を盗られたと言いますが、実は幕府隠密の手先だったのでした。
なんて、隆慶一郎さんの隠密モノなんかとは全く違って、どこまでものほほんとしたお話です。かといってまるで時代考証無視というのでもない、絶妙なサジ加減の歴史小説です
跡目を継げない次男以下は居候の『冷飯』と呼ばれ、入り婿の口がかからないものかと日々送っております。その冷飯のひとり、飛旗数馬に取り入って風見藩の内情を探ろうとした一八ですが、数馬や他の冷飯たちが気に入ってしまい、最後にはどちらに肩入れしてるんだかわからない有様でした面白かったですね~、キャラクターが生き生きとしていて。一八はもとより、見るが道楽の数馬と双子の兄隼人、手先が器用で口数の少ないおもじょ、日がな釣りをしている源五、美貌の将棋指し・拓磨と、この冷飯たちにもいろいろ人生ドラマがあり、でもあんまり深刻ぶらないで、米村さんはそこをさらりと書いているんです。うまいなぁ
人が犬猫牛馬とどこが違うかというと『嘘をつきやす』と言う一八は、『嘘を許せる』と言う数馬を世間知らずと腹をたてますが、そこが数馬のいいところで、だから一八もこの田舎の小藩に居残ってしまうんですよね。一八同様、心の狭い私には、このセリフが胸に残りました。
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