No Way Out ~出口なし~   偏愛に満ちた小説と映画の備忘録です
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中庭というより箱庭
2007-03-15 Thu 23:16
中庭の出来事 中庭の出来事
恩田 陸 (2006/11/29)
新潮社
-+C+-
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脚本家の神谷や演出家の芹沢が出てくるので、『チョコレート・コスモス』にもつながっているのでしょうか?続けて刊行されたのはホントに偶然ということですが、

『チョコレートコスモス』を楽しんでいただけたならば、こちらの『中庭の出来事』はある意味で『裏チョコレートコスモス』の趣がありますので、併せてお楽しみいただけるのではないかと思います。もちろん、その逆もありです[〈波〉2006/12]

とご本人もインタビューでおっしゃってます。さて、内容はホテルの中庭で行われたパーティーで脚本家が死に、後日その犯人らしい女をもう一人の女がその中庭で追い詰める、といった現実だかお芝居だかわからないパート。
そのモトになったというビルの中庭で死んだ女性の不可解な謎。
脚本家らしい2人の男が廃線を歩きながらとりとめのない、でもちょっと不安になるような話をし、着いた先の屋外劇場に現れる謎の怪人(笑)そして3人の女優が出る芝居の脚本が丸々1本。更に劇中劇があり、その中でも外でも殺人があってと、まぁなんとも複雑です。初出がケータイ小説だっていうんですから、読んでる方は大変だったでしょうね。途中で気づくんです。あぁぁぁぁ、これは恩田陸お得意の、そして私が苦手な結末を読者にゆだねるマルチエンディング型だと。絶対すっきり終わらせないぞと。

読んでいて足元の立ち位置がグラグラするもの、自分が見ていたと思っていたものがどんどんずれていく眩暈を楽しめるもの、というコンセプトで書いていたので、それが成功していれば嬉しいです。

もう大成功ですよ、私に関しては、こんちきしょうめ。作中、登場人物が言うことには
『今日び、謎を残したまんまで、全部説明しないのが流行ってるから、聞かないでおきましょ』
ですって。ふんぬー!!
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