No Way Out ~出口なし~   偏愛に満ちた小説と映画の備忘録です
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サヨナラだけが人生だ
2012-05-31 Thu 22:29
降霊会の夜降霊会の夜
(2012/03/07)
浅田 次郎

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おそらく60代後半のゆうちゃん(男性)が、庭に迷い込んできた女性を助けた縁で、ミセス・ジョーンズの降霊会に招かれます。
そこで再会したのは、交通事故で死んでしまった子供の頃の親友。また翌日には、無慈悲に捨てた恋人と再会します。
どちらも時代の変化点で別れた相手で、そのころの時代背景が密接に絡んできて興味深かったです。
でもどっちか一人に絞れなかったんですかね?どちらも濃い内容の別れで、なんというか消しあっちゃった感じでもったいなかったです。
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ひそやかな空間
2012-05-27 Sun 22:26
人質の朗読会人質の朗読会
(2011/02)
小川 洋子

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『博士の愛した数式』に次い2冊目です。
日本人旅行者たちがゲリラに誘拐され、長い監禁生活の末、特殊部隊の突入に抵抗したゲリラに爆死させられてしまいます。
その後、彼らが残した短い物語が発表されます。8人の善男善女の思い出と、それを録音していた現地兵士の1編です。
最初にそんなこと状況説明されちゃったから、話を読んでいても、あぁ、この人たちはもうこの世にいないんだなぁと思ってしまって切ないです。
たいしてうまくないビスケット工場で働いていたときのこと、子供のころ親に内緒で台所を貸したこと、区民館の1室で行われるさまざまな集会に参加した時のこと、職業も年齢もさまざまな人たちの、大切な思い出たちが語られます。
どんな気持ちで話してたんだろう、彼らに希望はあったのかなぁ、なんて考えてる時点で、作者の術中にはまった気がします。
以前友人が『博士が愛した数式』を読んだという私に、”小川洋子はあんなもんじゃない”と、訴えていた気持ちが、少しわかりました。
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幸多かれ
2012-05-25 Fri 22:23
Happy BoxHappy Box
(2012/03/08)
伊坂 幸太郎、小路 幸也 他

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名前に”幸”のついた作家さんを集めて書いた、ハッピーな短編集。伊坂さんが入っていたので読んでみました。
結婚を目前にした新郎の不審な行動を調べてくれと、依頼された主人公。依頼してきた花嫁は、実は高校時代の元カノ。伊坂さんらしいみんながやさしいお話でした。
他はお初の方ばかりだったんですが、どれもほんわかテイストでした。が、しかし、一本だけ妙に曲がった解釈のお話があり、これはひどいよなぁと思ってたら、最近イヤミスでブレイクした真莉幸子さんでした。あぁ、『孤虫症』の作者だったんですね。納得しました。
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え?ここでまた新シリーズですか!!
2012-05-22 Tue 22:21
ここはボツコニアンここはボツコニアン
(2012/02/24)
宮部 みゆき

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ボツが集まってできた出来損ないの世界”ボツコニアン”。伝説の長靴戦士、ピピとピノは二人でこの世界のおかしなところ造り替える旅に出ます。マッドサイエンティストに出会ったり、忍者修行や魔法呪文を覚えたりと、ホントにRPGの出来損ないのような旅をします。
私も昔はゲーマーだったので、そのへんのネタが出てくるとちょっと嬉しかったりするんですが、純粋に宮部作品が好きな読者にしてみれば”金返せ!”レベルの作品だと思います。楽屋オチっていうんですか?書いてる本人だけが喜んでるような。
小説すばるの編集長が書いていいとおっしゃったそうですけど、ダメでしょ、書かせちゃ。そもそもファンタジー下手だし。
え?続くんですか?それより『ドリームバスター』完結させてくださいよ。
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ドラマのための書き下ろし
2012-05-20 Sun 22:18
境遇境遇
(2011/10/05)
湊 かなえ

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ABC創立60周年記念スペシャルドラマとして書き下ろされたそうです。
読了後、キャストを見るとなるほどなという配役です。でも松雪さんはちょっと強すぎるかな。観てないんで、あくまでイメージなんですけどね。
同じ境遇で親友の陽子と晴美。陽子の子供が誘拐され、犯人は”真実を公表せよ”と要求。何の?
なんか都合よくポンポンと謎が解明されますけど、2時間ドラマだからしょうがないですよね。それよりも犯人の心境とか動機とか、そのへんとってもよくわかります。湊さんにしてはいい話でした。
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小説に携わるすべての人へ花束を
2012-05-17 Thu 22:16
歪笑小説 (集英社文庫)歪笑小説 (集英社文庫)
(2012/01/20)
東野 圭吾

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登場人物がリンクする、オムニバス短編集。
編集者、小説家、小説家の妻・家族、小説に関わるいろいろな人が主人公になります
伝説の編集者・獅子取のものすごい仕事ぶり、新進気鋭の新人唐傘ザンゲは無事結婚できるのか?自称ハードボイルド作家(実はギャグ)を売り出す作戦とは?
面白かったです。東野さんは長編では当たりはずれがありますが、短編はほゞはずれナシですね。
獅子取編集長のスライディング土下座、見てみたいです~。
小説家も、編集者も、それを支える家族も、モノづくりって本当に大変ですね。
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家族模様
2012-05-14 Mon 22:10
夜行観覧車夜行観覧車
(2010/06/02)
湊 かなえ

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高級住宅地に住むある家族。エリート医師と美人妻、優秀な子供たちがいる高橋家。目いっぱい背伸びして頑張った結果、娘の家庭内暴力に悩む遠藤家。
ある殺人事件が両家の視点から語られるんですけど、これが普通すぎて、肩すかしでした。謎らしい謎もないのに、もったいつけてひっぱるし。なんか消化不良でした。
どんなに幸せそうに見える家庭でも、何かしら問題があって、一線を越えてしまった高橋家と、踏みとどまった遠藤家、両家の違いはなんだったんでしょうね。
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現代に蘇る伝説のスパイ
2012-05-10 Thu 21:44
007 白紙委任状007 白紙委任状
(2011/10/13)
ジェフリー・ディーヴァー

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たぶん世界一有名なスパイ、ジェームズ・ボンドをディーバが書いたらどうなるか?もちろん面白かったです。
ただ私がボンドの原作どころか、映画でさえ1本しか観ていないので、正しいボンド小説として面白かったかどうかは、正当なファンの評価におまかせします。
タフでクールで女にもてて、敵方の女スパイとよろしくやってるうちに任務が完了するという私の想像より、ちょっと控えめなボンドでした。
謎のアイリッシュマンやノアといった悪役は、いつもリンカーン・ライムが追いかける凶悪犯のようなイメージで、このへんはディーバだなぁ、と思いました。
最後のどんでん返しもディーバで、また最後にひとひねりあるのかとドキドキするのもディーバでした。
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