No Way Out ~出口なし~   偏愛に満ちた小説と映画の備忘録です
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松尾スズキの小説は初めて読みました
2010-05-28 Fri 19:24
老人賭博老人賭博
(2010/01/07)
松尾 スズキ
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北九州の田舎に映画の撮影がやってきた。しかしそこはもうなんていうかまるで娯楽のない街で、スタッフたちがヒマつぶしにはじめた他愛のない賭け事が、やがて総取り140万の大バクチにまで発展します。
脚本家のセンセイに弟子入りした金子くんが、自分のことを『つぶらでマッチョ。いびつだ、笑えない』と評するとこがツボでした。あ~、こりゃおもしろいやと思ったのはそのへんまでで、実際ロケ地入りしてからは、本当にその寂れた田舎町のように退屈な話になりました。
でもところどころスマッシュヒットのようにでてくる”心無い善行”とかって表現はさすがうまいなぁと思いました。
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バカミスな町
2010-05-28 Fri 18:47
蝦蟇倉市事件1 (ミステリ・フロンティア)蝦蟇倉市事件1 (ミステリ・フロンティア)
(2010/01/27)
道尾 秀介伊坂 幸太郎
-+C+-
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伊坂幸太郎と道尾秀介だけを目当てに手にしました。
完全犯罪が名物という蝦蟇倉市を舞台に、5名の作家によるアンソロジーです。
伊坂・道尾以外は読んでて辛くなってきました。一生懸命なのはわかるんですが、どう考えたってバカミスです。崖が地すべりしただの、ピッチングマシンで飛ばしたボールを被害者にぶつけただの、なんでそうなるの?ってネタばかり。大黒様の話はまだマシでしたが、それでも前出の2人とはあきらかに実力が違いすぎてました。だれがこんなの企画したんでしょ。
2もあるんですけど、そちらもこんな感じなんでしょうか…。
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サイバラ先生のほうがうまいかなと
2010-05-27 Thu 19:22
西原理恵子の人生画力対決 1 (コミックス単行本)西原理恵子の人生画力対決 1 (コミックス単行本)
(2010/03/17)
西原 理恵子

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マンガ界イチ絵の下手(自称)な西原理恵子が、マンガ界の人気者から巨匠まで、挑戦状を叩きつけての画力対決です。”ぷっすま”でやってる、お題を出されて記憶力で描くアレです。
笑いました。や~、結構ひどいんですね、みなさん。
江口寿史はもう”江川達也と同じ箱に入ってんだよ”というサイバラ先生のご意見には、激しく同意いたします。ひばりくんですらもう描けないんですねー。
この企画まだまだ続いているようなんで、是非がんばっていただきたいです。
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補遺ほい
2010-05-22 Sat 19:20
小説 東のエデン (ダ・ヴィンチブックス)小説 東のエデン (ダ・ヴィンチブックス)
(2009/09/16)
神山健治
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TV放映も見て、映画も見て、でもなんかやっぱりしっくりこないなぁと思って、今度は本に手を出してみました。テレビのノベライズですが、もっと細かい設定まで説明されています。
例えば結城君がどうしてこんなにこの国を憎んでいるのかとか、黒羽さんの生い立ちとか、セレソンたちのバックボーンが説明されていて、これはこれで面白かったです。
読んでよかったなぁと思ったのは、咲ちゃんがどうしてホワイトハウスにコインを投げたか、その理由がちゃんと説明されていたことです。なんて考えなしな女子大生だろうと、最初からあんまり好きでなかったもんですから。行動に理由があったとしても、なんだかなーって思っちゃうのは、私が牛丼ぶっかける側のオバサンだからですね。
とりあえず、劇場版の小説も読みたいです。
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ワンパターンもなんのその
2010-05-19 Wed 19:18
南の子供が夜いくところ南の子供が夜いくところ
(2010/02/27)
恒川 光太郎
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南方にある島をめぐる、不思議な連作集。呪術師のユナが狂言回しのような役割です。
表題作は、いきなりストンと終わってしまうので、なんだこりゃ?と思うのですが、そのあとのお話で少しずつ輪郭が見えてきます。ユナが呪術師になったいきさつや、島の不思議ないいつたえやら。最終話は、1話目でバラバラになった家族のお父さんが、奇妙な果樹園に迷い込んでしまう話です。一応これで1冊のお話がとじたのかな。
物知りの男が『オン』の出身だというくだりがありました。『雷の~』の世界にもちょっとだけつながってるんですね。だからでしょうか、似たような話だなぁと言ってしまえばそれまでです。でも南国のむしむしした美しい極彩色で、ちょっといい加減な感じが楽しめました。
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どこまでもトホホ
2010-05-17 Mon 19:17
ファミリーツリーファミリーツリー
(2009/11/04)
小川糸
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穂高の自然の中で暮らす男の子の、4歳から20歳までの成長物語。
なんて、まるで成長してないんですけどね。
おばあちゃんの旅館で育った流星は、夏休みに東京からはとこのリリーがやってくるのが待ち遠しくて仕方がありません。そして大きくなるにつれて、少しずつリリーのことを意識していきます。
犬を拾ったり、旅館が火事になったりといった事件を経験して、あんなにかわいいことを言っていた流星は、すっかりダメな男の子に成長します。なんだろ、『北の国から』の純みたいな感じです。学校に行かない、彼女にあたる、浮気はする、そしてすぐに泣くんです。
リリーはかわいくてキチンとした考え方をもってて、恐らくモテるだろうに、どうしてこんなダメ男にほれちゃうんでしょうか。
二人のおばあちゃんの菊さんがいろいろいいこと言ってくれるんですけど、もう流星がダメで、全然ココロに残りませんでした。そしてラストに口あんぐりです。
よしもとばななみたいだなーと思って読んでたんですが、この展開は石田衣良です。男にとって都合のよい、あきれるほど甘ったれた感じが。10歳くらいでお話をおわらせておけばよかったのにな。
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誰がために?
2010-05-12 Wed 19:15
NのためにNのために
(2010/01/27)
湊 かなえ
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高級マンショんで起きた殺人事件。一見、不倫の末の痴情のもつれなんですが、そこに関わる人たちは少しずつウソをついていました。Nのために。
不定形のNかと思ったら違いました。登場人物がすべてN、住んでるアパートもイニシャルがNで、おお、こりゃうまいなと思いました。
まるで屈託のない安藤、家は倒産しちゃったけど比較的まっすぐに育ってきた成瀬、子供の頃虐待を受けていた西崎と、親の離婚で早く大人になるしかなかった杉下。4人のモノローグで徐々に事件の真相へと迫っていきます。事件の真相そのものより、彼らの他のメンバーを見る目が興味深かったです。中でも、杉下のモノローグが一番切なかったです。
安藤って女だと思ってたので、ちょっとびっくり。
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幽霊屋敷のサーガだかフーガだか
2010-05-09 Sun 19:13
私の家では何も起こらない (幽BOOKS)私の家では何も起こらない (幽BOOKS)
(2010/01/06)
恩田 陸
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ある幽霊屋敷にまつわる連作集。短いなかに、不気味なモノがぎゅっと詰まっています。このページ数でさすがです。
舞台はヨーロッパなのかなぁ。この家が建つ丘はなんだかよくない場所で、子供を食材にしていた料理女や、いきなり殺し合いをはじめた姉妹など、陰惨な事件が続きます。その闇にひきつけられる少年や、そこにずっと残る霊たち。
切りっぱなしのはぎれが散らばっている印象ですが、全部同じ素材なんです。うまいなぁ。
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東野さんとウィンタースポーツ
2010-05-08 Sat 19:11
カッコウの卵は誰のものカッコウの卵は誰のもの
(2010/01/20)
東野 圭吾
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元アルペンスキー選手の父親、その才能を受け継いだのか同じアルペンで有望選手に育った風美。しかし父親は、絶対に知られてはいけない秘密を抱えていました。
おぉ、赤ん坊の取換えですか!出生の秘密に、謎のブレーキ事故。ドナーを必要とする息子。まるで百恵ちゃんの赤いシリーズですね。昭和のタツノコプロもこんなんでしたが。
東野さんのウィンタースポーツに対する愛情はよく知ってますが、まさかスキー競技でくるとは。ちょっと『鳥人計画』思い出しました。
犯人の動機はわかりますが、ただ手段がなぁ。あれほど思慮深い犯人が、あんな乱暴な手段を使いますかね。一歩間違えば死んでますよ。そこがアンバランスでした。だからすべてがちぐはぐな感じで終わりました。東野圭吾とウィンタースポーツは相性が悪いんでしょうか。
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