No Way Out ~出口なし~   偏愛に満ちた小説と映画の備忘録です
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しかしヒューはいい男だねぇ
2009-02-23 Mon 18:50
オーストラリア
【オーストラリア】
イギリス貴族のキッドマンが、オーストラリアで悪戦苦闘、牛追いのヒューと恋に落ちて、日本軍に爆撃されてさぁ大変。手っ取り早くまとめるとそんな感じ。
いろいろな要素をもりもり盛りこんだ、2時間46分の長尺映画です。クライマックスが3回くらいあって、1500頭の牛を港に連れてきて幕。身分違いのサラとドローヴァーが抱き合って幕。戦争でバラバラになった3人が再会できて幕。
長いからいろいろあるんですが、だからこそいろいろな要素が薄く中途半端です。人種差別にしたって、戦争にしたって。牛追いだってこんなに簡単じゃないでしょう?『赤い河』を見たまえ。スペクタクルでラブロマンスで戦争モノという、どこに軸足を置いていいのかわからない映画でした。
でもいいの。ヒューがカッコよかったから。ヒゲがあるワイルドな姿もいいですが、ヒゲ剃ったタキシード姿にメロメロです。あの肉体美だけでも見る価値ありますです。
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考えたら負け
2009-02-22 Sun 18:12
図鑑に載ってない虫 完全攻略版(2枚組) [DVD]図鑑に載ってない虫 完全攻略版(2枚組) [DVD]
(2007/11/23)
伊勢谷友介.松尾スズキ.菊地凛子

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小ネタ王・三木聡監督作。『時効警察』観てないんで、まったく知りません。あ、オジョーの『転々』観たことありました。
美人編集長に半ば強制的に”死にモドキ”を探すよう命じられた主人公が、友人のエンドーたちと探索の旅(?)に出る、というか自宅で寝起きしてるから旅じゃないか。
え?何これ?な始まりで、ずっとこんな感じなのかなぁと思ってたら、そうでした。確かに小ネタ満載で、エンドーの”なんちゃって~”と言って頭から血が噴出すシーンは、こちらも思わず噴出しました。
スジがあるようでなく、登場人物が放置されたままだったり、伏線とかまったく回収されてなくって、ひたすらダルくゆるい映画でした。最後に主人公が叫ぶセリフがキモなのかな。
小説でこれやられたら壁に投げますが、これは映画だからなぁ。好き嫌いがハッキリわかれると思いますが、この前に観た『日本以外全部沈没』に比べれば格段に面白かったです。
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残ったのは設定だけ
2009-02-22 Sun 18:10
日本以外全部沈没 [DVD]日本以外全部沈没 [DVD]
(2007/01/01)
小橋賢児柏原収史

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言わずと知れた(?)小松左京の『日本沈没』のパロディ小説の映画化です。
原作は酒場での男2人の会話からなる短編ですが、これが傑作です。しかし映画はグダグダです。そもそもあんなに短い話を90分にすること自体難しいんですよ。『世にも奇妙な物語』でドラマ化するくらいでよかったんじゃないでしょうか。
日本以外の陸地がすべて沈没してしまい、世界で最上位人種になった日本人の島国根性丸出しの傲慢さを90分見続けるのは辛かったな~。すごく長く感じました。つまらんかった。これは筒井先生の原作を土台にした、河崎実監督のパロディです。や~、劇場行かなくてホントによかった。
寺田農は『日本沈没』の出演を断ってこっちに出たっていうんですから、わからんもんですよ。
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やさしくってすこしばか
2009-02-21 Sat 17:56
のぼうの城のぼうの城
(2007/11/28)
和田 竜
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去年あたりからとても評判がいいので読んでみました。なんとこれがデビュー作。
戦国時代、豊臣秀吉の小田原征伐の時、北条勢だった成田氏と豊臣方の石田三成の戦いを描いています。圧倒的な数を誇る石田軍を前に、弱小の成田家がどう戦うか?
はじめはもたもたしてたんですが、いざ開戦となってからは面白かったですね。この少ない兵でどうやって敵を退けるのか!と。黒い魔人やら自称・毘沙門天の生まれ変わりやら、成田家には大将が粒ぞろいです。無勢が多勢を打ち破るところは爽快でした。戦国モノはタダでさえ面白いですからねー。
で、勝機のカギを握るのぼう様ですが、私にはあんまり魅力的に映らなかったんですよね。あまりにも動かないから。百姓や兵士たちが心酔するすると作者がことさら持ち上げようとするから、かえってしらけちゃいました。
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一行ではなく、ラスト3頁
2009-02-16 Mon 17:50
儚い羊たちの祝宴儚い羊たちの祝宴
(2008/11)
米澤 穂信
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上流家庭の使用人(またはお嬢様)たちが主役の、ブラックな連作集です。

あらゆる予想は、最後の最後に覆される――
ラスト一行の衝撃にこだわり抜いた、暗黒連作ミステリ。

とありましたが、それはあんまりでしょう?せいぜいラスト3ページくらいかと。というより、そんな最後の一撃(フィニッシングストローク)を期待するのではなく、物語全体のオチとしいうかサゲというか、締めの一文くらいの心がまえで読んだほうがいいと思います。私はラストに大どんでんがあるかと期待して読んだクチなんで、肩透かしくっちゃいました。
各話完成度にバラつきがあって、『身内に不幸がありまして』はラストが落語かと思いましたよ。”まんじゅうこわい”みたいな。
ところどころに出てくる”バベルの会”の消滅と復活を描いた最終話『儚い羊たちの晩餐』は、なんだか狐につままれたような読後でした。そもそも”アミルスタン羊”を知らなかった私ですから、効果も半減といったところでしょう。あぁ、もったいない。でもこれが一番よかったです。再読したのはこれだけ。初回とはまた違った趣で読めました。
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騙しの美学
2009-02-15 Sun 17:55
スティング [DVD]スティング [DVD]
(2006/09/21)
ポール・ニューマンロバート・レッドフォード

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20年ぶりに観ましたよ。大好きな映画なのに、どうしてなんでしょ。
『明日に向かって撃て』に続いて観たのがこれ。これでニューマンとレッドフォードは私にとって燦然と輝く2大スターとなり、今でもその地位にゆるぎはありません。
大恐慌時代のNYを舞台に、裏社会の大物相手を欺く一世一代の大仕事です。
俳優陣、脚本、時代考証からセット、小物にいたるまでまったく非の打ち所がないんですが、たったひとつ謎なのは、女優さんがまったく美しくないことです。子供の頃も思ったんですよ、もうちょっとキレイな年増を使えばいいのにと。男の世界には美女なんか必要ないんでしょうかね。
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王子様も30歳
2009-02-11 Wed 18:48
Shock_09
【SHOCK 09】
今年も恒例、王子様の舞踏会です。三十路を迎えた光一さんですが、まだまだ踊りに衰えはありません。容色に衰えは…あったのでしょうか?2階の一番端だったんで、よく見えませんでしたよ。

今年も屋良くんがライバル役でした。屋良くんも踊りは素晴らしいんですが、小さいんです。そして華がないから、光一のライバル役っていってもねぇ、説得力ありません。役者が変わらない限り、この印象は変わらないでしょう。
リカ役はなんだか昭和の香りがする、これまた地味な女の子。メイサちゃんがやってた頃が懐かしいです(大根でしたが)。そして今回は植草かっちゃんがオーナー役で登場。タップ踏んでましたよ、まだ踊れるんですね。さすが不惑でも少年隊。橋田先生の薫陶のおかげか、芝居も達者です。狂言回しな役割で、話がわかりやすくなりました。なりましたが!その分小さくまとまった感じです。いえ、かっちゃんは悪くないんです。むしろキチンと演技をする役者がいるとホッとするんですが、うーん、コウイチのカリスマさが薄れたことや、ちょこちょこと設定が変わった分、話に矛盾が出たりして、それをリカバしようとして話がフツーになってしまいました。だって屋良ったら毎日病院に行ってたんですって、なんだかとってもフツーにいい人。
あと2回ほど観に行く予定ですが、来年は1回で十分かもしれません。
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一陣の風の如し
2009-02-11 Wed 17:57
風の男 白洲次郎 (新潮文庫)風の男 白洲次郎 (新潮文庫)
(2000/07)
青柳 恵介
-+C+-
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なぜ今白洲次郎なんでしょう?しばらく前からこの方の本をよく見かけましたが、今回たまたま読む機会があったので読んでみました。
戦後の昭和史を語る上で欠かせない人物だそうで、代議士ではなく、財界人。吉田茂が首相になる前から交流があり、敗戦後の日本の復興に尽力した陰の功労者だったようです。
1冊読んでおいて『ようです…』はないでしょうがと思うんですが、だっていまひとつよくわからなかったんだもん。これを書かれた方は2、3度本人に会ったことがあるそうですが、なんといっても本職の物書きではないので、話があっちゃこっちゃして、読みにくかったです。執筆の依頼をした夫人がまえがきで言っているように、語録でも随筆でも小説でもない変な本に仕上がってます。一本筋の通ったえらくいい男なのに、残念です。
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誰がための
2009-02-06 Fri 17:35
夜の桃夜の桃
(2008/05/22)
石田 衣良
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空虚な日々に流される男が出会った、少女のような女。その隠された過去を知り、男は地獄のような恋に堕ちた。喪失と性愛の極致を描いた、衝撃の物語。

とありますが、ぜんぜん違います。看板に偽りありです。
空虚な日々どころか充実しまくってるし、少女じゃなくて処女だし、女3人ローテーションで抱いて何が地獄なんでしょう。
45歳のIT社長は、愛する妻と美しい愛人、さらに自分の会社の女の子とも新たに関係をもち、心身ともに充実している自己陶酔過多な男です。3人とも平等に愛してるし、愛人たちも雅人のことを独占するつもりはないんですって。
バカじゃないの?そんな女いるわけないじゃん。
恐ろしいことに、ほとんど全編やりまくってます。しかも表現が以前使ったのと似たりよったり。肌が触れただけで電気が流れたようなって、あんたそれ前の小説でも使ってましたよね?
そしてこれも相変わらずなんですが、豊かさをアピールするブランド小物の羅列にうんざりしました。ショーメのネックレスにルクルトの時計、ドルガバのTシャツですか。そうそう、自分の小説も小物としてさりげなーく挟んであって、主人公の奥さんがコレ読んで泣くんですよ。や~、バカバカしい。

しょっぱなから中年カップルの情事を読まされて、うんざりでしたが、帯にあるように、このバカが地獄に堕ちるのならばと読み進めましたよ。キツかったですねー。そりゃ45歳でこうゆうことしてる中年はいるでしょうけど、なんでわざわざ活字でそんなもん読まなきゃいけないんですか。おばさんが”ダメー”とか叫んでるのをさあ。
そして別に雅人は地獄に堕ちるわけでもなく、反省とか後悔とかまったくしなでまた女引っかけるところで終わるのですが、そこはよかった。ダメはダメなまま、ずっとダメダメで一生過ごしてほしいです。
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人間生きてりゃいいことあるか?
2009-02-03 Tue 17:51
チェーン・ポイズンチェーン・ポイズン
(2008/10/30)
本多 孝好
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妻子を惨殺され絶望していた男、突発性難聴で引退した天才バイオリニスト、そして平凡なOLが服毒自殺をします。そこになんらかの意図を読み取った新聞記者が事件を調べていくパートと、あと1年だけ生きようとしている中年女性のパートが交互に語られます。
<ネタバレ>OLが二人いるというのは最初からわかってましたが、セールスマンの正体がわかったときには、冒頭読み返しちゃいましたよ。あ、そうゆうことね、と。
2つの遺品が贈られますが、ひとつは慈しみをこめて、もうひとつは残酷な悪意のこもった品でした。人間ってこわいなぁと、しみじみ思いました。
ナイーヴ系・本多さん(豊崎さん談)らしく甘めのラストでした。しかしそもそも、冒頭の感触のわりに事件がこじんまりしてましたんで、これでもOKかなと。10人も20人も死んでたらバランス悪いですけど。
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三谷幸喜はいかがでしょうか?
2009-02-01 Sun 17:47
今年の早稲田松竹・三谷ウィークはこの2本。初回から立ち見も出て大変です。

ザ・マジックアワー スタンダード・エディション [DVD]ザ・マジックアワー スタンダード・エディション [DVD]
(2008/12/03)
佐藤浩市妻夫木聡

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見たい見たいと思っていて、ついつい見逃した1本。
風情のある港町を舞台に、ギャングと殺し屋(ニセモノ)と悪女と間男が繰り広げる、ドタバタ喜劇です。や~、面白かった。
周りがいいように解釈して、どんどん伝説の殺し屋っぽくなるという設定は、昔から使い古されたネタですが、なんといっても役者がみんな達者ですから、腹抱えて笑いました。
佐藤浩一扮する村田をはじめ、映画関係者の映画に対する想いの深さがじんわりと来る1本でした。
市川昆監督のシーンがカットされてなくて本当によかった。

ラヂオの時間 スタンダード・エディション [DVD]ラヂオの時間 スタンダード・エディション [DVD]
(2005/12/23)
唐沢寿明鈴木京香

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名作の誉れ高い本作を見たことなかったんですねー。なんかつい見そびれて。
『振り返れば奴がいる』の脚本を勝手に変えられた実話が元になっているそうです。
メアリー・ジェーンが飛び出した瞬間からもうおかしくて、おかしくて。ほとんどラジオ局が舞台の密室劇ですが、大画面で見れてよかったです。
今回初めて見ての感想は、皆さんお若い!です。西村さんに毛があるの、しかも黒いんですよ。渡辺謙もムキムキです。みんな若かったんだなぁ。ラストの布施明の歌にはうなりましたね。
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