No Way Out ~出口なし~   偏愛に満ちた小説と映画の備忘録です
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2008年総括
2008-12-31 Wed 18:16
総て括るほどのこともないんですが、一応毎年のことなんで。

今年は76作品、うちSAレベルは4作品でした。
壁投げ本は伊坂さんと斉藤さのバカップル対談本ですね。伊坂さん好きなのになぁ。
一番多く読んだ作家さんは1年ぶりに石田衣良で7冊。しかしどれもこれもなんだかなぁという作品ばかりでした。
そして今年の収穫は、なんといっても桜庭一樹です。前から気になっていた作家さんですが、『赤朽葉~』と『私の男』にすっかりやられました。

映画の方はというと、劇場で観た新作は洋画12本、邦画は3本でした。その数少ないなかでのベスト・ワンが『デトロイト・メタル・シティ』だっていうんですから、私もどうかしてます。
今年は名画座にもあまり行かなかったかな。
そのかわり、スカパーをよく観ました。なかでもデジタルリマスター版で甦った『宇宙大作戦』(スタートレック)を懐かしく鑑賞しています。Mr.スポックいいですよ~。

さて、来年もすばらしい出会いがありますように。
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あまりにもありきたり
2008-12-24 Wed 12:12
アイスクリン強しアイスクリン強し
(2008/10/21)
畠中 恵
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明治になって江戸から東京へ名前を変えた帝都で、西洋菓子屋を開いた皆川真次郎と、廃藩置県によって巡査へと転身した元幕臣の長瀬たち『若様組』。幼馴染の成金お嬢様とが巻き起こす人情噺。
実直な主人公に世渡り上手な悪友、お転婆で勝気なヒロインと、もうなんていうかありきたりなんですよ。成金のお父様なんて、立身出世の人なのに喰えない人物でって、なんかパターンじゃないですか。脇役たちも影が薄いくせに無理して活躍させているから、結果まったく魅力的じゃありません。
何が書きたかったんでしょう。貧民窟とか、戦争の足音とか、文明開化の華やかさとその裏側も描いて、楽しいだけじゃないんだよという味わいを出したかったんでしょうが、時代背景が活かしきれてなくって、別に舞台を明治にしなくてもいいんじゃないか?と思うんですが。
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看板に偽りあり
2008-12-19 Fri 12:10
火村英生に捧げる犯罪火村英生に捧げる犯罪
(2008/09/25)
有栖川 有栖
-+C+-
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中編・短編取り混ぜた1冊です。
なんていうんですか、推理に無理があるというか、腰が抜けるようなオチが多かったです。今際の際に天井の照明とって<ネタバレ>『犯人の名前はアカリだ!』なんて、普通考え付きますか?今どきパノラマ写真ってどうよ。『長い影』もなんとなく最初からわかるような…。
表題作は完全に名前負けですね。この中でアリスの作品が盗作だと難癖つけられるんですけど、アリスの小説を?と思わず吹き出してしまいました。あ、でも学生アリスが書いている小説が火村版で、作家アリスが書いてるのが江神さんバージョンだから、それはそれで盗む価値ありかも。
しかし、文句言うわりに読むんですよね、私。
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自衛官だって恋したいよね
2008-12-17 Wed 12:08
ラブコメ今昔ラブコメ今昔
(2008/07/01)
有川 浩
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自衛官本人や、その恋人たちの恋物語です。
広報に載せるために奥様との馴れ初めを聞きだそうとする表題作、自衛官でしかもオタクだったという2重苦の彼を持つカタギの女の子、上官に内緒でその娘とつきあう自衛官。
なんでも皆さんモデルがいるそうで、こんなにキャラのたつ人たちが自衛官とはなぁ。いえいえ、軍人さんもフツーの人なんですよね。
ブルーインパルス乗員でモテモテの旦那に見え隠れする女の影におびえる奥様の『青い衝撃』は、毛色が違いまうお話でしたが、ありえるよなーと思いました。あ、昔、某・潜水艦漫画にハマったとき海自のコンサートとか行ってたものですから(笑)。

タイトルどおり基本はラブコメですから、面白おかしく軽く読めます。
ただやはり軍人ですから、中東に派遣したり、訓練中に同僚が亡くなったりといったエピソードが織り交ぜられていて、そこがなんだかなーと。それまでベタ甘だったのが、最後にとってつけたように有事の際の心意気みたいなのを語られてもなぁ。
いえ、面白かったんですけどね。
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キャサリン・ダンスが帰ってきた!
2008-12-13 Sat 12:06
スリーピング・ドールスリーピング・ドール
(2008/10/10)
ジェフリー ディーヴァー
-+B+-
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ライムシリーズにゲスト出演していたキャサリン・ダンスが主役になって帰ってきました。電話でライムやアメリアと話すシーンがあって、ファンにはうれしい限りです。
人間嘘発見器のダンスは、ある凶悪犯の尋問に呼ばれます。裏に隠された彼の策略を見抜くのですが、すんでのところで脱獄されてしまいます。
人を支配することに天才的な才能を発揮するカルトな指導者と、それを追うダンスたち。
二人の頭脳戦にあっという間に引き込まれました。ダンスのプライベートな事情なんかもうまく絡めてありました。
ちょっとしたしぐさからウソを見抜くダンスですが、そこから導かれる真実ってのが、飛躍しすぎてるような気が…。本人も『AからBへ飛んでXへ』と言っているように、思考がえらくぶっ飛んでるんです。まぁ、天才だからといわれればそれまでなんですが、ライムの物的証拠から導き出す捜査方法に比べると、やっぱりちょっとマユツバなんですよね。や、そんなこと言っちゃいかんか、小説で。
ディーバの小説は大どんでんが当たり前なので、思わぬ共犯者とか、意外な真相とかってのをこっちも身構えてるんで、もったいない読み方をしているなぁと思います。翻訳者もずっと同じなので、シリーズで読んでいるとなんとなく言い回しの癖なんかもわかっちゃうのが、また。あぁ、もったいない。
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市村・ザザ有終の美
2008-12-11 Thu 22:04
zaza

ここのところミュージカルといえば光一の『SHOCK』なもので、
久しぶりにちゃんとしたミュージカルを見ました。やっぱりミュージカルはこうでなくっちゃね。
映画『Mr.レディ Mr.マダム』のもとになっている、定番のミュージカルです。ハリウッドでも『バード・ケージ』というタイトルでリメイクされました。
ホモのカップルが主役のドタバタ人情劇です。
市村さんと加賀武史という、劇団四季の黄金コンビですから、期待も高まります。
故・岡田真澄のジョルジュを観ている友人に言わせると加賀・ジョルジュは甘さが足りないらしいんですが、加賀さんさすがに歌がお上手で、朗々と歌う愛の歌(笑)はザザでなくても心が動かされますわ。
で、市村・ザザ、完璧に女です。小指立てるのはもちろん、歩き方や手のしぐさ、全体の雰囲気からしてもう完璧なおばさんですよ。私より女らしいかも。
でも歌うと男なんですよねー。なんかオペラ座のファントムを彷彿とさせる(観たことないけど)歌いっぷりです。やっぱり生唄は迫力が違います。
お客さんのノリもよく、カーテンコールが何度も続きました。

市村さんは今回でザザ役を降りるそうなんで、最後にこのコンビで観れてよかったです。
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