No Way Out ~出口なし~   偏愛に満ちた小説と映画の備忘録です
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15Rでも甘いかも
2008-01-30 Wed 19:24


【スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師】

以前からかけがえのない二人と思っていたのですが雑誌によると、ティム・バートンがぼそぼそとしゃべった言葉を、スタッフは誰も聞き取れないのに、ジョニーだけはちゃんとわかるんですって。ホントにお互いとりかえのきかない人なんですね。そんな二人の新しい映画です。こりゃもう観ないとですよ。(笑)

オープニングからいきなり歌いだしたんでビックリしました。あ、そうだ。これミュージカルでした。日本では市村正親と大竹しのぶで演ったそうです。うわ~、2人ともハマりそう。
妻に横恋慕した判事が、その亭主を無実の罪で投獄、貞操を奪われた妻は服毒自殺。愛娘は憎い仇が後見人として育てていて彼女に結婚を迫るという、まるで時代劇のような設定です。
説明はありませんでしたが、恐らく脱獄したであろう主人公は名前をトッドと変え、復讐を誓います。以前から彼を好きだったパイ屋の未亡人は、実益も兼ねて彼の復讐を手助けします。美しく成長した生き別れの娘、彼女に岡惚れする船乗りにしてはずいぶん線が細くてキレイな青年、悪徳判事に腰巾着。とてもわかりやすいです。<ネタバレ>妙に話に絡んでくる脇役がいるなぁと思ったら、ラストで正体に驚きました。おぉ、そうきたか、と。

画面やカメラワークはティム・バートンらしく美しいです。でもそれだけなんですよねぇ。舞台の話を映画にしているので、話が雑把なんですよ。”へい!大トロお待ち!”ってな感じで、ものすごく大味です。脂がのりすぎてて、わさびの味がまったくしません。まぁ、ミュージカルだしなぁ。芝居で観たら、もっと違う感想だったかもです。
これでゴールデン・グローブ賞...。他に対抗馬いなかったんでしょうか?
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IT内部統制ってこんな感じよ
2008-01-29 Tue 23:08
未来世紀ブラジル未来世紀ブラジル
(2004/11/25)
ジョナサン・プライス、ロバート・デ・ニーロ 他

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CSでも見ていますが、劇場で観たくて再度鑑賞。人気のカルトSFだけあって、平日の夜でもなかなかの入りです。
今回はこれをコメディとして観てみることにしました。不条理なモンティパイソンの笑いです。電報の内容を歌って伝えるサービスなんかくだらなくて笑えました。”遅延が多いって苦情がきてるの”ですって。
主人公のサムは、夢の中のヒロインそっくりなジルを現実で見かけて、彼女を求めてまっしぐら。それまでの日和見主義がウソのような行動力です。やっと言葉を交わせたと思ったら、爆弾事件が起こり逮捕されてしまいます。
ラストを知っているので、今回は噛み締めながら観ましたが、知っていてもやはり愕然としますね。
しかし一生懸命が空回りするサムはホントに鬱陶しくて、こいつ絶対DT(©みうらじゅん)ですよ。ジルと結ばれておいてよかったね
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サスペンスでミステリでファンタジー
2008-01-29 Tue 19:15
月の扉 (光文社文庫)月の扉 (光文社文庫)
(2006/04/12)
石持 浅海
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二冊目の石持作品です。今年の『このミス』にランクインした短編集がおもしろそうで、それの探偵役が初出のこちらをまず読んでみました。

沖縄でサミットが開催されるということで、厳戒体制にある那覇空港。そこで起ったハイジャック事件。犯人たちの要求は彼らが崇拝する”師匠”石嶺の釈放でした。彼は警察に不当逮捕されていたのです。警察からの回答を待つ間に、なんと機内で殺人事件が起ります。しかもありえない状況で。その謎解きを強要されたのが、乗客の一人、”座間味くん”です。
おもしろかったです。以前読んだ『扉は閉ざされたまま』もそうでしたが、閉鎖された空間が無理なく設定されてます。ハイジャックというサスペンスと、殺人というミステリに、師匠のスーパーナチュラルな能力と、3つの顔がうまい具合にブレンドされていました。犯人は結構簡単に推量できましたが、動機とそのあとの結末は予想できませんでしたね。師匠と一緒に”飛ぶ”とはどうゆうことになるのかなぁと、そこにヤキモキしました。うまい落としどころです。
稀代のカリスマ・石嶺師匠の能力が本物だという前提で読まないと、動機も謎もなにもあったもんじゃないんで、そのへんはちょっと弱いんですよ。師匠があんまりしゃべらないから、そのすごさが伝わってこないんです。まあ、しゃべりすぎるカリスマってのも胡散臭いですか。座間味くんにしても、なんか中途半端なんですよね。登場人物たちの魅力がいまひとつってのが残念。
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映画だけで十分
2008-01-24 Thu 18:24
バッド・エデュケーション (ヴィレッジブックス)バッド・エデュケーション (ヴィレッジブックス)
(2005/03)
ペドロ アルモドバル
-+C+-
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映画のノベライズを読んでしまうのは私の悪いクセでして、そんなことしたら興ざめなのはわかってるんですが、ちょっとでも疑問があると、ついつい手を伸ばしてしまいます。
さて、先日観たこの映画。フアンの目的がなんだったのかいまひとつわからなかったので、読んでみました。
映画以上でも、以下でもなかったですね。ホントに映画から忠実に文字起こししてます。2人の少年が恋におちた瞬間とか、イグナシオの死を知ったエンリケの悲しみとかってのが補足されてて良かったなぁと思ったんですが、マノロ神父のフアンに対するセキララな気持ち悪い思いなんかは知りたくなかったです。
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SFは食べず嫌いなんですよ
2008-01-23 Wed 18:09
緑魔の町―SFジュブナイル (角川文庫 緑 305-11)緑魔の町―SFジュブナイル (角川文庫 緑 305-11)
(2000)
筒井 康隆
-+C+-
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『女王国の城』でモチさんたちEMSの面々が、”街”から出られない自分たちをなぞらえて、オススメの不思議な町モノ小説を挙げて盛り上がってました。その中の一遍がこの筒井康隆。マリアの原体験になった小説だそうです。
同級生のいやがらせで学校の地下倉庫に閉じ込められた武夫は、排気口からなんとか脱出します。自宅に帰ると、母親に『うちの子じゃない』と言われ、弟妹たちもあんたなんか知らないと言い、父親に家から追い出されてしまいます。学校に行っても友人たちに同じ反応をされ、住民票からも武夫の名前は消えています。偶然知り合った青年と隣町に助けを求めに行こうとするんですが、住人が追いかけてきて、町から出れないんです。

”ジュブナイル”と銘打ってあるだけあって、平易で読みやすい中編でした。反面、こりゃ怖いシチュエーションですね。子供の頃に読んだら怖くて地下倉庫に行けなくなりますよ。
30年前の作品ですから、やはり文章は古めかしいです。化け物の名前が、風呂桶についた垢を舐めるから”あかなめ”って、筒井先生、安直過ぎます。でもこの化け物が一番怖いですよ。ざらっ、ざらっと、人間の垢を食べて生きてるんですって。ぎゃ~、町から出られないより、その発想の方が恐いです。さすが天才。
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とりあえずインターバル?
2008-01-22 Tue 18:07
中原の虹 第四巻中原の虹 第四巻
(2007/11/06)
浅田 次郎
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朝は300年の歴史に幕を下ろし、中華民国が誕生します。しかし国民党指導者・宋教仁の暗殺などで、民主化への道はまたも閉ざされ、人々は瀕死の中国を救う英雄の登場を待つのです。
あの先生、ちょ、ちょっと待ってください。ここで終わりですか?春児と春雷が会い見えることができたのは本当によかった。春雷と玲玲が思いがけず再会し手を取り合って泣き出すところは、私も泣きそうになりましたよ。
しかしですよ、袁世凱が最後まで待ち望んだ張作霖の長城越え、ここでやめちゃうんですか。浅田先生ひどいです。満州馬賊たちが長城に向けて突き進んでいるその光景が、ありありと目に浮かんできます。そこで”幕”ですから、キレイな終わり方といえばそうなんですが。でもな~。
張作霖のこの後の人生には、まだまだドラマチックな展開が残っています。先生が放っておくはずがありません。恐らくまた続編を書くのでしょう。いや、書いてもらわんと!!後生ですからお願いします!!
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がんばれやらっち
2008-01-20 Sun 18:23
shock

【Endless SHOCK】
今年もやってきました、堂本光一主演『Endless Shock』。なかなかチケットが取れない(招待されない)ので、私どもは王子様の舞踏会と称しています。今年もなんとか月イチでご招待されました。
いつも事前情報はシャットアウトして臨むものですから、キャストを知ってビックリですよ。ヤラくんがピアノを弾き弾き登場したんですから。えーーーーっ!!あんたそりゃものすごい大抜擢でないかい!!オープニング、青いタキシードを着て出てきたヤラくんを見て思ったことは”ちっちゃいなぁ...。”です。コウイチのライバル役でタキシードが似合わないってのは、この芝居で致命傷なんですよ。
いえ、ヤラくん好きなんですよ、Kinkiのコンサートの時よく見てますから。踊りもうまいし、舞台やってるだけあって声もちゃんと出てるし、芝居もそこそこ。ただ華がないんです。光一さんだってチビですが、舞台に立つと大きく見えるんですよね。オーラといいますか、存在感といいますか。ヤラくんは、ともすれば群舞に埋没してしまうんです。頑張ってるのわかるんですよと言ったら友人に、頑張ってるところを客に悟られちゃダメなんだよと言われました。あぁ、確かにその通り。
リカ役はヅカ出身のお嬢さんだったので、歌も踊りも芝居もうまいんですが、彼女も華がないんです。フツーの女の子。目を惹かない。そして謹慎中の秋山に代わって大倉がオーナー役でしたが、まだまだ修行が必要ですね。芝居ヘタすぎ。
というわけで、『Endless Shock』史上、最も地味なキャスティングでした。このバージョンになってから落涙しなかったのは初めて。
散々なこと言ってますが、ヤラくんは好きなので応援します。2月までに慣れて、進歩していてくれたらなぁと、心より願っています。

しかしパンフレットとカレンダーは光一ファンにはたまらない出来上がりです。ファンの方は是非。
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同窓会のごとき邂逅
2008-01-18 Fri 18:58
女王国の城 (創元クライム・クラブ)女王国の城 (創元クライム・クラブ)
(2007/09)
有栖川 有栖
-+A+-
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空手形ばかり振り出してた有栖川先生ですが、なんと”江神さんシリーズ”が刊行されました!!書店で見つけたときにはもうビックリ!すぐさま友人に連絡しました。しかし前作から15年ですか、半ば諦めていただけに感慨ひとしおです。
モチさん、信長さんの凸凹コンビも健在です。おぉ、この掛け合いが懐かしい。アリスのトンデモ推理も相変わらず、あぁ、キライだったマリアもやっぱり鼻につくぞ。そして江神さんの頼もしいことよ!!15年経ってもキャラクターにブレがありません。

小説世界では前作『双頭の悪魔』から半年しか経っていない設定で、ベルリンの壁が崩壊した翌年の90年の5月です。インターネットもまだ普及しておらず、携帯電話もありません。だからこそクロースドサークルが完成したんですけどね。江神さんを追いかけてやってきた、新興宗教の本部がある村。そこには城のごとき本部ビルがあり、滞在中に殺人事件が起ります。自分たちで犯人を特定し自首させたい教団幹部は、警察への通報を拒否、アリスたちはそのまま城に軟禁されます。そして第二、第三の殺人が起ります。江神二郎の推理が冴え渡る1篇です。あぁ、カッコいい。

作者が”ゆるゆると読んでください”と言ってる通り、本筋とはあまり関係ない描写も多く無駄に長いといえばそれまでですが、15年待ち続けたファンとしては、キャラたちのくだらないやりとりまでもが嬉しいのです。11年前の謎も、駆け落ちが成就されなかった小さな謎も、教団がひた隠しにしていた謎も、快刀乱麻のごとき推理でキレイに解決します。江神さんの家庭の事情も少しばかりでてきまして、いろいろな意味で楽しめました。しまった、有栖川作品がおもしろいと思ってしまったぞ。

”江神さんシリーズ”は、あと長編1作と短編集1冊で完結するのだそうです。あとがきでそんなこと宣言するなんて罪つくりだなぁ。またしても待ちぼうけをくわされるのは必至なんですけど、できれば10年以内にお願いします。
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若くて悪くてバカなこいつら
2008-01-15 Tue 21:23
トレインスポッティング【廉価2500円版】トレインスポッティング【廉価2500円版】
(2007/03/02)
ユアン・マクレガー、ロバート・カーライル 他

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ユアン・マクレガーが若い!聞けば、これで大ブレイクしたそうですね。私が知ってるユアンは、理力の人なもので、これとか『ベルベッド・ゴールドマイン』なんか観ると、ギャップにあぐあぐしてしまいます。

コカイン中毒のレイトンは、万引きで逮捕されたのをきっかけにコカイン絶ちをして、ロンドンでまともな職につきます。更生したかのようにみえましたが、同じくシャブ中の友達に足をひっぱられてもとの木阿弥です。棚ボタでふってきた大口の麻薬取引で大金をつかみ、仲間を裏切って人生出直すそうです。
話としてはこんなもんで、とても単純。でも面白かったです。スピーディで飽きません。音楽も良かったです。でも万人ウケする映画ではないので、要注意。
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老いらくの恋はしつこいねぇ
2008-01-14 Mon 18:23
バッド・エデュケーションバッド・エデュケーション
(2005/11/25)
ペドロ・アルモドバル、フェレ・マルチネス 他

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ホモネタで飯が3杯おかわりできる腐女子ですから、男色映画(ウソ)と聞いちゃ観ないわけにいきません。
というわけでもないんですが、公開時そんなあおり文句だったのを覚えていたので観てみました。濃ゆいラテン男がもりもり出てくる、スペイン映画です。

映画監督として名を馳せたエンリケの元に、学生時代の親友イグナシオが訪ねてきます。役者志望だという彼は自作の脚本を持ち込み、自分が演じたいと言います。物語は2人の寄宿学校時代がベースです。脚本を気に入ったエンリケは映画化を決心しますが、イグナシオに違和感を覚え、彼の身辺を調べるうちに本人が既に死んでいて、今のイグナシオは実は弟のフアンだとわかります。

あんまりミステリ性はありません。子供時代、映画、現実、3つの場面がめまぐるしく入れ替わり、真相が明らかになるラストでは過去までが入りこんで、もう大変。映画の中の”イグナシオ”と、真実の”イグナシオ”のギャップが涙を誘いました。脚本の中のように、自分を美化したかったんでしょうね。
諸悪の根源・マノロ神父も同様で、実際はアクのないジャック・ニコルソンみたいな爺さんになってました。若い男にいれあげてすがって捨てられるところが哀れで、醜いです。若いフアンに『私たちが愛し合っているビデオが欲しい』とかなんとか言ったりして、気持ちは若いんでしょうが、頭のハゲたじいさんですから。濃厚なラブシーンに、もうおなかいっぱいです。
美しくもなんともない、結構グロテスクで残酷な、でもなんか引っかかる映画でした(ゲイ映画だからでなくね)。
それにしても、映画のなかでは昔から坊主はなまぐさで、神父はショタと相場が決まっているんですね。
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マユツバでなく
2008-01-11 Fri 21:18
テルミン ディレクターズ・エディションテルミン ディレクターズ・エディション
(2002/02/22)
レフ・セルゲイヴィッチ・テルミン、クララ・ロックモア 他

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『大人の科学』で兄がテルミンを作りました。昔コーネリアスのライブで使っていた楽器で、たまたま客席にいたイライジャ・ウッドがステージに上げられ、演奏して(音をだして)いる映像を見たことがあります。手を触れずに音を出す軌跡の楽器、テルミンです。
そのテルミンを発明したレオン・テルミン博士の半生を綴ったドキュメンタリ映画です。
まず驚いたことに、テルミンは交響楽団とも競演できる、れっきとした楽器でした。兄の演奏(?)のせいで、ただ音が出るだけのおもちゃだと思ってたんです。すごいです!!右手で音階を、左手でボリュームを操り、触れることなく演奏をします。耳がよくないとできませんね。
テルミン博士は他にもさまざまな発明をしていたのですが、ある日アメリカからKGBに拉致されます。KGB!まるでスパイ映画です。友人たちは彼を探そうと手を尽くしますが見つからず、西側には博士は処刑されたという噂が伝わってきます。
ところが!!生きてたんです。いきなり映画に登場したからビックリです。さっきまでの昔話の登場人物が、いきなり現れて語りだしたんですから。このへん、とてもよくできた編集だと思いました。撮影当時94歳。テルミンの演奏もできるほどしっかりしてらっしゃいました。ソ連に送還された後、強制労働やKGBの盗聴器開発に従事させられたんですって。25年もですよ!!あのまま博士がアメリカで発明を続けていたらと思うと、数奇な運命と一言で表すのが申し訳ないくらいひどい話です。
映画の中で、博士はアメリカを訪れ大学で表彰され、昔の仲間に会い、テルミンを演奏していました。その2年後に亡くなってしまうのですが、それでも救われた思いでした。
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男ってやつぁ...。
2008-01-09 Wed 21:08
夜明けの街で夜明けの街で
(2007/07)
東野 圭吾
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40歳目前の既婚男性が、ひょんなことから勤め先の派遣社員と不倫関係になります。その相手の女性は殺人事件の関係者だとわかり、その時効は目前です。当時事件を担当していた刑事や、被害者の妹は彼女を疑っています。
とりあえず縦糸はその殺人事件の真相で、横糸が不倫の話なんですけど、バカだなぁと、読んでいる間に何度思ったことか。いい年した社会人の男が若い女に一気に入れあげ、お門違いな嫉妬心を募らせたり、クリスマスだバレンタインだと、イベントに振り回されたりと、まるで高校生みたいなんですよ。いないでしょう、こんなおじさん。いや、いるのか?彼女が本気になると逃げ腰になったりと、そのへんリアルですけど典型的っていえばそうだよなぁ。東野さんは、こうゆう男性を書きたかったのか?と首を傾げてしまいました。
このおバカちゃんに比べると、女性陣は強くて怖くてしたたかです。<ネタバレ>だからってあんな死に方しないと思うんですけどね。そのへん無理があるなと思いました。
あっという間に読み終えたのでリーダビリティという点では合格なんでしょうけど、やっぱりハナたれちゃうような話でした。
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タイトルほどインパクトはない内容
2008-01-07 Mon 20:49
脳男 (講談社文庫)脳男 (講談社文庫)
(2003/09)
首藤 瓜於
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読もう読もうと思って、なかなか手を出さなかった本作。続編が出たので、この機会にやっとこ読みました。
連続爆弾犯人のアジトに乗り込んだ警察は、そこで犯人の緑川と争っている男を目撃します。それが鈴木一郎。結局、緑川は捕り逃がしてしまいますが、鈴木を共犯として逮捕します。8ヵ月後、彼の精神鑑定を依頼された病院で、真梨子は鈴木の担当医になります。面談を重ねるうち、彼が特異な能力を備えた男だとわかるのですが、そこにまた爆弾事件が起こります。犯人の目的は?

感情を持たないがゆえに人並みはずれた記憶力と身体能力を得たという設定ですが、このへんちょっと力技?でも、脳と体のしくみは、まだまだ謎が多いので荒唐無稽と言い切ることもできませんね。まぁ、こうゆう仮説だということで、納得しました。
テンポよく事件が進み、あっという間に読了。でも鈴木の謎は謎のまま、どうして犯行を重ねるのかとか、緑川に目をつけたのはどうしてか?とか、これ回収しないと面白さ半減ですよ。このあたり続編で明らかにされるんでしょうか?私はすぐ続きを読めるからいいですけど、待ってた人はえらく気をもんだでしょうね。
手放しで絶賛するほどではありませんが、そこそこ面白かったです
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ウチはここより田舎でした
2008-01-04 Fri 19:43
ニュー・シネマ・パラダイス 完全オリジナル版 スペシャル・エディションニュー・シネマ・パラダイス 完全オリジナル版 スペシャル・エディション
(2006/03/03)
フィリップ・ノワレ、サルヴァトーレ・カシオ 他

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やはり正月のテレビはロクなもんじゃないので、昨日の失敗を踏まえて、兄のコレクションからわかりやすいイタリア映画をチョイス。トルナトーレ監督の、映画への愛情がたっぷりこもった名作です。ラストで必ず涙ぐんでしまいます。
今回観たのは不評だった特別版。トトのお母さんが言っているように、ここにあるのは過去の亡霊なんですから、わざわざ会いにいかなくったっていいじゃないの。蛇足のような、長いバージョンです。

トトは故郷を捨てることで監督として成功しますが、本当にそれで良かったんでしょうか?
『オペラ座の怪人』で思ったんですが、クリスティーヌはラウル子爵と結婚したがために、オペラ歌手としては頂点を極められなかったんですよね。でもそのほうが絶対幸せだったんです。
あのまま村にいたら先は知れていたでしょうが、裕福でなくてもトトはエレナと幸せに暮らしたんじゃないかなぁと、今回思いました(それじゃ映画にならないか)。

兄のコレクションのなかでは大変わかりやすく、母にも好評でございました。
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正月の昼下がりに見るにはいいかも
2008-01-03 Thu 15:40
息子の部屋息子の部屋
(2006/06/23)
ナンニ・モレッティ、ラウラ・モランテ 他

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正月といっても、ロクなテレビをやっていないので、兄の好きなイタリア映画につきあいました
精神科医の父親と、理解のあるやさしい母親、ちょっと勝気なお姉ちゃんと弟の4人家族。とても幸せそうな一家でしたが、ダイビングの事故で息子が死んでしまい、家族は悲しみに打ちのめされます。夫婦の仲もあやうくなり、このまま家族崩壊か?というところで、息子のガールフレンドが現れるのです。

えーと、じみーな話でした。息子が亡くなるところが一番の山場で、あとはもうずっと長く曲がりくねった道です。お父さんが、精神科医のくせにあまり患者に親身でなく、そのくせ息子にかまいすぎて結構ウザいんです。そこが私にはダメでしたね。しかも”えっ?これでおしまい??”という唐突なラスト。別になんにも解決してないと思うんですけど。
結構ヒットしたらしいんですよね。これでいいんだ、へー。
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このミスも成人式
2008-01-02 Wed 19:38
このミステリーがすごい! 2008年版このミステリーがすごい! 2008年版
(2007/12/05)
このミステリーがすごい!編集部

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友人に教えられて買い始めたのが10年以上前。この本からファンになった作家さんもいるので、大恩あるムック本です。あたりはずれもありますが。
今年のベスト10では、既読作品が2作のみ。毎年あと追いなんで仕方がないんですが、名前すら知らない作家さんもいましたから、やっぱり私にとっては大事なガイドです。
このミス大賞で大ブレイクした海堂さんがバチスタシリーズの短編を載せています。たいした話じゃありませんでしたが、ちょっと嬉しいオマケでした。
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ラス前の矯め
2008-01-01 Tue 18:56
ハリー・ポッターと謎のプリンス ハリー・ポッターシリーズ第六巻 上下巻2冊セット (6)ハリー・ポッターと謎のプリンス ハリー・ポッターシリーズ第六巻 上下巻2冊セット (6)
(2006/05/17)
J. K. ローリング、J. K. Rowling 他
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特別追いかけているわけでもないんで、読むのがこんなに遅くなってしまいました。しかも前作読んでから3年以上経過してるもんですから、脇役なんかウロ覚えです。シリウスが死んだのは覚えてるんですけどね。
えーと、ハリーはヴォルデモートとの対決に備えて、ダンブルドアとヴォルデモートの過去を探索します。ほとんどこれだけです。で、ラストの死喰い人たちとの戦いで幕。翻訳が悪いんだろうなぁとは思うのですが、あんまり緊迫感がありませんでした。クディッチの描写も少なくて、ちょっと寂しいですね
恐らく珍しいであろうハリー嫌いな読者なもんですから、こんな事態の時に女の尻を追っかけてる場合じゃないだろうと、醒めた目で読んでました。恐らく他にも同士はいるであろうスネイプファンとしては、ハリーのやることなすこと全てが忌々しくてしょうがなかったです。じゃなんで読むの?と言われれば、スネイプの今後が気になるからですよ。
次はドトウの最終巻です。なんとなーくダンブルドアは死んでないんじゃないの?ガンダルフみたいに、とか、スネイプは実は裏切ってないんじゃない?と、シロウトでも考えつくラストになってたら笑いますよ
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