No Way Out ~出口なし~   偏愛に満ちた小説と映画の備忘録です
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可愛い顔して実は環境警鐘映画
2007-02-28 Wed 20:39
happy_feet


【ハッピー・フィート】
心の歌を歌えない(音痴な)ペンギンのマンブルは、いつもひとりぼっち。でも何故かダンスは上手なんです。それが仇となって長老たちに異分子として追放されてしまいます。そしてイワトビペンギンのアミーゴたちと一緒に、魚が獲れなくなった原因を探りに冒険の旅にでるのです。
や~、面白かったですよ。まず音楽が懐かしくって。それにあわせて踊るペンギンの姿(特に雛の頃)が可愛かったです。ストーリーもテンポよくて飽きませんでした。マンブルが動物園に入れられてだんだん壊れていくところは、見ていてせつなかったです。どうやって終わらせるのかなと思ったら、まぁ!力技ですわ。
イライジャ・ウッドがマンブルの声をあててますが、あれ?リジと似たような体型だわ、このペンギン、と思ったらもうおかしくて(笑)。
子供も楽しめる映画ですけど、ちょっと字幕を追いかけるのが大変かな?吹き替えがいいキャストだといいですね
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『魂を殺さなければ人は殺せない』
2007-02-27 Tue 22:31
華氏 911 コレクターズ・エディション 華氏 911 コレクターズ・エディション
ドキュメンタリー映画 (2004/11/12)
ジェネオン エンタテインメント

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タイトルはある兵士のインタビューより
物議を呼んだ、マイケル・ムーアの『華氏911』
観た後、なんとも暗~い気分になりました。
最初はブッシュに『カタギの仕事を探せ』なんて言われてるシーンや、彼の映像をおもしろおかしくコラージュして茶化してたんです。荒野の7人やドラグネットをパロったり、絶妙な編集でした。懐かしのアメリカン・ヒーローのテーマが流れてきたひにゃ、膝を叩きましたね。あぁ、この曲あれだ!だからか!って
ところがです。イラク戦争がはじまり、本当に大勢の若者や民間人が死んでいきます。戦争が長引き、兵隊が足りなくなると失業率の高い街へ軍が勧誘に行くのです。仕事がないから、だったら軍隊に入った方がマシだと。手に職はつくし、給料ももらえるからと。つい先日読了した新保裕一さんの『栄光なき凱旋』を思い出しました。主人公のヘンリーは真珠湾攻撃後敵視されてきた日系人の一人で、アメリカ人として認めてもらうために軍に志願します。戦地から戻ると、本土では白人が着飾って歩き戦争の影すらありません。『俺達は白人の生活を守る為に戦地へ行き人殺しをし、殺されきた』と、何度も繰り返し思うのでした
あれから半世紀以上経った今でも社会の構造は同じなんです
映画の中で息子を亡くした母親が『息子が死んだのは演技じゃないわ』と、食って掛かるシーンがあります。この映画が悪意の拡大解釈だとしても、大勢の人間が死んだのは事実なのです。この戦争の是非は、のちの世紀で審判が下されるのでしょう。
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ある意味化け物です
2007-02-26 Mon 02:23
【犯罪の系譜(Genealogies of a Crime )】

シネフィル・イマジカ直輸入作品のひとつ。なんと日本初放送。あらすじとドヌーヴに惹かれて観てみました。
息子を事故で亡くしたばかりのソランジュは、叔母のジャンヌを殺した罪で起訴されているルネの弁護を引き受けます。被害者の日記から、小さい頃に引き取ったルネを、精神科医のジャンヌはずっと被験者として観察していることがわかり、殺人教唆の方向で弁護をしようとします。
出てくるキャラが皆おかしいんです。ジャンヌの友人の精神科医、そのライバルの精神科医、ソランジュの母親とか、不安定で胡散臭くて観てるこっちは落ち着きません。でもってルネ。怠け者でどうしようもない浪費家で、自分でも言ってますがダメ男です。でもそこがいいんでしょうね。裁判で無罪を勝ち取ったソランジュは、その後彼と愛し合うようになるのです。ドヌーヴが美しいんですよ。この当時53歳!!でも息子みたいなルネとつきあってるといわれても、まったく違和感ありません。昨日アカデミーで謙さんと一緒にプレゼンテーターやってましたが、あれで63ですよ!ギャー!!
最初から悲劇的な結末を予見させるソランジュの語りで物語が進みます。ホントは殺したの?無実なの?と最後まで気を持たせますが、伏線が決まるところは決まり、フランス映画にしてはわかりやすい結末でした。

*-*-*-*- データベース -*-*-*-*
1997年 銀熊賞(芸術貢献賞)受賞作品
原題/英題 Genealogies d’un Crime/Genealogies of a Crime
監督 ラウル・ルイス
出演 カトリーヌ・ドヌーヴ
ミシェル・ピコリ
メルヴィル・プポー
アンジェイ・セヴェリン
製作年 1996
製作国 フランス
上映時間 112分
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なぜ今できないのだろう
2007-02-25 Sun 23:20
月下の恋人 月下の恋人
浅田 次郎 (2006/10/21)
光文社

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ちょっと不思議な話を集めた、短編集。
昔の女に導かれてよく行ったラブホテルにたどり着いたり(『あなたに会いたい』)、自分たちの心中を浜辺から目撃したり(『月下の恋人』)、若い頃の両親に出会ったり(『冬の旅人』)。
『中原の虹』を読んだばかりだったせいかもしれませんが、全体的に消化不良です。あの壮大な時代絵巻に引き比べるべくもないのですが、どれもこれも途中で放り出された感があります。え?ここでおわり?って感じで。『黒い森』なんか、結局この女性は何だったの?ていうか、何が言いたかったの?という話でした。回転扉で出会ういつも同じ男、扉が回るようにそこで人生がくるりと変わってしまう『回転扉』は面白かったんですけど。
悪かないんですが全体の印象が薄く、バブルの頃のユーミンのアルバムのごとく、どの話も似たり寄ったりです。
30ページ弱。この中にすべてをぎゅっとまとめることは難しいかもしれませんが、昔の浅田次郎にはできたのです。それが『鉄道員』で『ラブ・レター』だったんですから!
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なんといってもメリル・ストリープ
2007-02-23 Fri 19:25
アダプテーション【廉価版2500円】 アダプテーション【廉価版2500円】
ニコラス・ケイジ (2006/01/27)
角川エンタテインメント

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ニコラス・ケイジが一人二役で、まったく性格の違う双子を演じています。デブでハゲで汗っかきの中年か...。この間はアクションヒーローやってたのに、すごいなぁ、芸達者だわ。
煮詰まった脚本家チャーリーと、違法な蘭収集家ラロシュ、彼の本を書いたジャーナリストのスーザン。舞台はニューヨークだったりマイアミだったり、現在だったり3年前だったりと、この3人の視点でめまぐるしく変わりながら物語が進みます。
はじめに結構メタな内容かと構えて観てたんですが、そっか、もっと単純に見ればいいのねと気づいてからは、気軽に見れました(それじゃダメなんでしょうけど)。うまい脚本でした。
チャーリーの相手役だったティルダ・スウィントンの方が若いはずなんですけど、メリル・ストリープの方が魅力的なんですよね。この人すごいですわ。あやかりたや、あやかりたや
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笑いとペーソスの絶妙な配合
2007-02-22 Thu 23:12
ぬしさまへ ぬしさまへ
畠中 恵 (2005/11/26)
新潮社

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『しゃばけ』シリーズ第2弾。今回は短編集です
相変わらず体の弱い若だんな、夏バテで冗談ではなく本当に死にそうです。『とっておきの話をしましょう』と佐助が言い出したのは、なんと仁吉の失恋話でした!ダメだよ、仁吉はぼっちゃん一筋なんだから!と外道なことを考えてましたが、そのお相手を聞いて納得です。<ネタバレ>そっか、若だんなお祖母さまのことをずっと想っていたのですね。しかし千年の片恋って、一途にも程があるっていうか...切ないねぇ。
腹違いの兄で薄幸な松之助の一編『空のビードロ』では、若だんなと打ち解けることができて本当に安堵しました。私も妖たち同様、若だんなに甘いようです。日限の親分がほめているのを聞いて(読んで)るだけで、こちらまでうれしくなりますわ。
『虹を見し事』は、ある企みがあって一時妖たちが若だんなの前から姿を消してしまいます。それを寂しがる若だんながかわいかったなぁ。
長編もいいですが、物語の構成としては余分なものが取られた短編の方がいいかもです。
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そうか、ニコとモト冬樹か...
2007-02-22 Thu 18:57
ghost_rider


【ゴーストライダー】
人気のアメコミ『ゴーストライダー』の実写映画化ですって。私ぜんぜん知らないんですけどね
父親の病気を治してやると言われ、なかば詐欺同然に悪魔と契約してしまったジョニー。今はバイクスタントの人気者で、テレビ局のレポーターをしているかつての恋人に再会します。
一方悪魔のほうでも勢力争いがあり、ブラックハートとやらが地上の覇権を狙っています。そいつらを倒すために、ジョニーは炎に包まれたドクロの姿になり戦うのです
『ゴーストライダー』って、ずいぶんB級くさいタイトルだなと思ったら、これ原題なんですね。ニコで大丈夫?って思いましたが、アクションはガイコツがやってくれるからカッコ良かったです。強いんですよ、見ててすかっとするっていうか。頭髪が豊かになっていたのは、あれヅラですか?ジョニーが30歳という設定だからなんでしょうが、その設定自体図々しいなぁ。
アメコミらしく、おおざっぱで派手なストーリーでした。途中少し中だるみしましたが、それでも面白く見れました。続編あり?と思わせるラストでしたが、や、これはこれでもういいっすよ。
ジャパンプレミアではモト冬樹がゲストでした。理由が似ているから?勇気あるなぁソニーピクチャー...。相手はハリウッドスターだぞ
ピーター・フォンダを久々に見ましたが、相変わらず悠々自適な仕事の請け方なんですね
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タイトルの意味が重くのしかかるです
2007-02-20 Tue 18:21
栄光なき凱旋 上栄光なき凱旋 下 栄光なき凱旋 上

栄光なき凱旋 下
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真保 裕一 (2006/04/17)
小学館


真珠湾攻撃から終戦までを3人の日系人兵士の目から綴った、新保裕一渾身の長編。久々の新保作品は読み応えありました。ありすぎて、上下巻とはいえ2週間もかかってしまいましたよ...。上巻がモタモタしてたわりに、下巻はあっという間でした。

3人の日系人が主人公です
ロスのリトル・トーキョーで育ち大学へ行ったヘンリーは、銀行への就職も決まり恋人のケイトと婚約もして前途洋々。
その幼なじみののジョーは、母親から捨てられるように日本の親戚に預けられ、そこで冷遇されたためまたアメリカに帰ってきました。日系人仲間と群れることなく、一匹狼的な孤高な男です。
一方ハワイの大学生、マットは両親にも友人にも恵まれていますが、ローラという白人女性と交際していることを両親に告げられずにいます。
そこに日本軍の真珠湾攻撃が起こります。日系人たちは白人から白い目で見られ、謂れなき嫌がらせや排斥を受け、ついに強制収容所に隔離されてしまいます。このあたり大河ドラマ『山河燃ゆ』を思い出しましたね。
ケイトは投石に遭ってあっけなく死んでしまい、ヘンリーはその原因を作った日本を憎み軍に志願します。ジローは誤って死なせてしまった殺人から逃れるために語学兵として入隊し、マットは恋人の父親からアメリカ人として認められたいという理由から志願します。この3人が訓練キャンプで、また任務で係わり合いをもちながら物語は進みます。
ひねくれ者好きとしては、ジローに一番心を痛めました。ポールを殺し、ケイトを死なせる原因を作った自分を虐めるように(または日本軍を憎むように)、常に過酷な戦場を志願し、安寧というものを拒絶していました。
心と精神のバランスがとてもよい、本当のナイスガイなマットも応援してました。人間の理想のようなキャラでした。テリー、タツオ、ヒロと、いい仲間にも恵まれます。でもきっと半分は戦死するんだろうなぁと、読んでて切なかったです。
3人の中で一番過酷なイタリア戦線に送られたヘンリーですが、最後まで好きになれませんでした。でもそれは私にもあるずるさや弱さを見せ付けられるからなんです。逃げ出せるものなら逃げ出したいと思うし、ずるもしたい、楽もしたい。事実を曲げても憎い男は罰したい。気持ちがわかるからこそ、こうなんというか...。かわいそうなんですけどね。
終盤に近づき、このままジローの罪は弾劾されるのか?逃げ切れるのか?とヤキモキしていたら、あっけなく逮捕されてしまいビックリしました。裁判で、弁護側の証人にマット、検察側としてヘンリーと初めて3人が一緒に顔を合わせます。これが物語の山場だとしたら、ちょっと力不足な感じです。
嫌いなヘンリーですが、やはり彼の戦闘シーンが一番心を打ちますし、この物語の核だと思いました。
<ネタバレ>ジローが生きててよかったよ~
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一言で言うならピュア
2007-02-19 Mon 21:17
妹の恋人〈特別編〉 妹の恋人〈特別編〉
ジョニー・デップ (2006/12/01)
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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先週に引き続き、早稲田松竹はジョニー・ディップ特集です。本日は『妹の恋人』
幼い頃両親を亡くしてから、ベニーとジューンの兄妹はずっと二人で生きてきました。妹は神経症で他人とうまくコミュニケーションがとれず、外出もままならない。兄はそんな妹が心配で心配で、折角訪れた恋のチャンスも自ら見送ってしまいます。そこへ現れたサムは、バスター・キートンにあこがれる風変わりな男で、生活無能力者。兄妹の家に居候することになるのですが、ジューンとサムは次第に惹かれあい、それを知ったベニーは二人の仲を引き裂きます
原題が『Benny & Joon』ですから、兄妹愛がメインなんでしょうね。お兄ちゃんの『もし旅行に行ったとしても、15分毎にジューンに電話をかける』というセリフが泣かせました。時折感情の行き違いもありますが、デートに行く前にお兄ちゃんの爪をキレイにしてあげたり、寝る前に歌を歌ったりと、ずっとこんな風に二人で生きてきたんだろうなと、そんなところにホロリとしました。
こうゆうピュアな2人ってのは、必ず世間の荒波というか、不幸な事故が待ってるのよ!と、ハラハラしながら観てました。大丈夫かよ、この二人で生活できるのか??とラストで心配になりましたが、たまにはこんなおとぎ話もいいですな。
ジョニー・ディップはセリフの少ない役でしたが、やはり魅力ある役どころでした。パントマイム練習したんだろうなぁ。しかし、顔まんまるですね。
そしてジュリアン・ムーアはやはり地味な美人でした
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やはり映画化不可能でした
2007-02-18 Sun 23:51
レディ・ジョーカー レディ・ジョーカー
渡哲也 (2005/06/21)
日活

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高村薫の大ベストセラー『レディ・ジョーカー』を日活が創業50周年に満を持して製作しました
原作がものすごく思い入れのある作品だったので、キャストを見て公開時に劇場に行かなかった作品です。今回CSではじめてみました
あのボリュームを2時間にまとめたのは立派です。評価する点はそこだけで、立派ではありますがハッキリ言ってなんとも中身の薄い内容になっています。高村作品のあのネガティブなパワーが全然伝わってきません。昔原作を読んだ友人が、世の中の暗部というかラストの理不尽さにあてられて、かなりダメージを受けてましたが、多分この映画ではそんなことはないでしょう。というのも、キャラクターの描写が中途半端で、5人の動機も、城山社長の煩悶もまるでわかりません。日の出側か、レディ・ジョーカー側か、はたまた合田雄一郎側かどれかに視点を絞った方が良かったのではないでしょうか?半田の合田への執着もまるでわかんないしなぁ。
そして義兄はまるで出てこないので、当然あの腐女子たちを瞠目させたクリスマス云々もありません。そりゃそうか。義兄まで出したら本当に収拾つかなくなるし。義兄はともかく根来さんが省略されていたのは残念です。久々に読み返したくなりました。この間『照柿』が大幅改訂されて文庫になりましたが、『レディ・ジョーカー』もどんな風になるか、ちょっと楽しみです
しかし、吉川晃司の半田はカッコよすぎでした。
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やがて哀しき日暮れかな
2007-02-15 Thu 23:23
ファーゴ ファーゴ
フランシス・マクドーマンド (2007/02/16)
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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ミネソタにあるファーゴ(本当はないらしい)という町で自動車のセールスマンをしているジェリーは、借金の穴埋めに妻を誘拐させ、資産家の義父から身代金をまきあげようと画策します。が、実行を依頼したカールとグリムスラッドがずさんだったため、職質の警官を殺し、その目撃者だったカップルも殺してしまいます。
誰の血も流さないはずの計画はどんどん狂い、ジェリーはもとより、カールにも事態をコントロールできません。
心の弱い人間が泥沼にはまり込んでいく様を、淡々と描いています。雪原の白さが目に沁みます
コーエン兄弟の最高傑作という呼び込みで観たせいでしょうか、期待しすぎていたのか思ったほどではありませんでした。私は人がポカスカ死ぬ話が苦手のようです。3夜連続コーエン兄弟を観ましたが、『ビックリボウスキ』が私にはベストでした
オープニングで『実話に基づいた...』とありますが、本当は実話でないらしいし、クレジットにあの変な読めないプリンスのマークがあったけれど、実際に出演しているわけではないと海外のホームページにあったりと、どこまでもコーエン兄弟に騙されっぱなしでございました。
余談ですが、プリンスってミネソタ出身だったんですねー。ジュリーが鳥取の出身と知った時と同程度のショックでした
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低予算・高サスペンス
2007-02-14 Wed 23:57
ブラッドシンプル/ザ・スリラー ブラッドシンプル/ザ・スリラー
フランシス・マクドーマンド (2001/04/25)
ジェネオン エンタテインメント

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コーエン兄弟のデビュー作、ブラッドシンプルを自ら再編集したディレクターズカット版。普通上映時間が長くなるのに、余計な部分を削いでいるので、これは4分短くなってます。、
テキサスの田舎町、酒場の主人が妻と間男の従業員を殺してくれと、悪徳私立探偵に依頼します。探偵は2人を殺したと嘘をつき、報酬を巻き上げ主人を殺します。
従業員のレイは死体のそばにあった銃を見て女がやったと思い込み、妻のアビーは彼がやったと思い、それぞれの思惑が交錯します。
低コストでもこれだけサスペンスフルな映画ができるのですね、という見本。なにが良いって、だらだら長くないこと。99分です。ナイス!
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ゆるくてブラックな不条理映画
2007-02-13 Tue 23:54
ビッグ・リボウスキ【廉価版2500円】 ビッグ・リボウスキ【廉価版2500円】
ジェフ・ブリッジス (2006/01/27)
角川エンタテインメント

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無職で怠け者、でもボーリングが好きなデュードは、同姓同名の大金持ちリボウスキ氏に間違われたことが縁(?)で、誘拐されたリボウスキの女房の身代金運搬役をするハメになります。ボーリング仲間のウォルターが金のかわりに自分のパンツが詰まったバックを犯人に渡したり、金を積んだままの車が盗まれしまったりと、事態は混迷。リボウスキの娘で財団を運営するモードは父親から金を取り返せというし、地元のポルノ王は借金の残っている女房を探せ、ミネソタから家出した娘を探す探偵まで現れます。もうわややです
登場人物が皆クセ者揃いで、ジーザス役のタトゥーロとかもう最高に笑えます。中でもスティーヴ・ブシェミが好きで、どんなに少ない出番の映画でも絶対忘れません、あの顔と役どころは。今作も『なに?何?』しか言ってなかったような気が…(笑)。
やってる本人大真面目、なんですけど、観てるこっちは爆笑でした。こうゆう、ゆるくてたるい脱力系ブラックコメディは大好きです。一応ペーソスも盛り込んであるんです。お見事!
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不思議ちゃんの恋物語
2007-02-13 Tue 00:30
アメリ【期間限定スペシャル版】 アメリ【期間限定スペシャル版】
オドレイ・トトゥ (2004/12/03)
ビデオメーカー

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なんと、これを観たの初めてです。いろいろ噂は聞いていたんですけど、なんか観る機会がなくて。
親の勘違いで学校に行くことなく育ったアメリは、空想好きな女の子。それは大人になってからも変わらなくて、現実で他人との関り合いをもつ勇気が出せません。ある日アパートの壁の中から見つけた40年前の宝箱。これを持ち主に返してあげようとしたところから、アメリはだんだん変わっていきます
ほとんど予備知識なしに観たもんですから、この宝物を返すだけで2時間もたせるのかと思ってました。案外あっさり相手は見つかり、それからアメリは周囲の人にも関心を持つようになり、愛のあるイタズラを仕掛けていきます。
フランス映画って観終わってもするっと納得しないんですが、これはよかったなぁ。不思議ちゃんが普通の女の子のように恋する乙女になるまでのお話ですが、こりゃ確かに日本でも大ヒットしたのがわかります。アパートや小物が洒落てて、ほとんど生活臭のない映画でした
しかし、不思議ちゃんが好きになる相手はやっぱり変わり者なんですね

『イカボクサー』で評判となった叶井 俊太郎氏が、ホラー映画と間違えて買い付けてきた話は有名で、本人もよくネタにしていましたっけ。
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休日の昼間から、角川映画
2007-02-12 Mon 15:05
Wの悲劇 Wの悲劇
薬師丸ひろ子 (2001/06/22)
角川エンタテインメント

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CSつけてたら始まってしまい、ついつい観てしまいました。『顔殴らないでよ!私女優なんだから!』の決めゼリフのアレです。
大物女優のスキャンダルを引き受ける代わりに、駆け出しの女優が芝居の大役を掴むという青春ミステリー…になるのでしょうか?結構ドロドロしてるんですけど。
夏樹静子の原作が劇中劇に使われ、その芝居も現実世界の事件も本当の犯人(というか真相)を隠し、かばうという入れ子細工のミステリーなんですけど、これがあんまり活かされてなくて残念。とはいえ、なかなか良い脚本で、だからまたこんなに経ってから観たんですけどね。しかしその脚本ですが、当時アーウィン・ショーの「愁いを含んで、ほのかに甘く」のパクリだという、話題にもなりました(今回ググって初めて出典を知りました)。元ネタ知らないんで、なんとも言えないんですけど。
高木美保がこの映画でデビューだったのにビックリ、蜷川先生のまんま蜷川先生な演出家役に笑いました
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カカオの香りとジョニー・ディップ
2007-02-10 Sat 23:45
早稲田松竹でジョニー・ディップ週間が始まりました

チャーリーとチョコレート工場 チャーリーとチョコレート工場
ジョニー・デップ (2006/10/06)
ワーナー・ホーム・ビデオ

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まずは『チャーリーとチョコレート工場』
これ大好きな映画です。不滅のベストセラー『チョコレート工場の秘密』が原作で、あのむちゃくちゃな世界をとても忠実に再現しています。極彩色で毒のある、添加物たっぷりなチョコレート。『めざましテレビ』の大塚さんそっくりなウンパルンパの踊りが最高でした。あの歌の歌詞はロアルド・ダーレの歌詞そのままなんですって。ひどいなぁ。
原作ではチャーリーが主人公なんですが、映画だとウォンカさんが主人公。なんだってあんなエキセントリックな性格になったか、幼少時のエピソードを追加してありました。クリストファー・リーが父親役で出てきたときにはビックリしましたよ。これは原作者の夫人も諒承済みだとかで、これでまったく別物なお話になりました。親子の絆とか家族愛といったテーマになってしまいましたが、まぁこれはこれでいいかなと。あのエレベーターや夢のような工場を再現してくれただけで十分です。

いつも思うのですが、ティム・バートンはジョニー・ディップがいてくれて本当によかったなぁと。こんなウォンカさんができるのは彼しかいませんから。ホント、お互いがかけがえのない二人です

ショコラ DTS特別版 ショコラ DTS特別版
ジュリエット・ビノシュ (2001/11/03)
角川エンタテインメント

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『ショコラ』もかわいらしい映画です。
伝統を重んじる保守的な村に、北風とともにやってきたヴィエンヌとアヌークの親子。
彼女ははカカオの効能を人々に伝えるために旅から旅の暮らしをしていて、この村でもチョコレートショップを開きます。ヴィエンヌの自由奔放な振る舞いは、村長のレノ伯爵から目の敵にされ村中から疎外されますが、少人数ながらもできた友人たちの励ましもあって店を続け、最後は村人たちも古い因習から解き放たれるのです。やっと村になじんだ頃また北風が吹き、ヴィエンヌの旅心がうずいた時にはどうするのかと思いました。やはり流浪の民だった母親の遺灰を空に撒くシーンが印象的です。ここにずっといるのね、ホッとしたわ、よかったねと。音楽もシャレてていいですわ。
ジュリエット・ビノッシュは『ダメージ』のような魔性の女が似合います。ジョニー・ディップとは歳の差が?と思ったのですが、1つしか違わないとわかってビックリ。だから30過ぎたら痩せちゃダメなんだって。外人は特に老けるのが早いんだから...。

というように、この映画はジュリエット・ビノッシュの映画で、ジョニー特集だったらもっと違うチョイスがあるのでは?と思ったのですが、ああ、そうか今週はヴァレンタイン週間だったのでした。
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みなさん『理由』はわかりました?
2007-02-10 Sat 23:34
理由 特別版 理由 特別版
村田雄浩 (2005/04/28)
角川エンタテインメント

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宮部みゆきのベストセラーを大林監督が映画化
目をみはるのはキャストの多さですね。それこそチョイ役なのに、有名どころをどんどん使ってます。でもまぁ、これぞ!という役者はいませんでしたが。
荒川の高級マンションで起こった一家4人殺人事件。その関係者のインタビュー形式で話は進みます。あのぶ厚い小説をこれだけにまとめた(といっても160分もありますが)のは立派ですが、どうして八代があの寄せ集めの家族を殺害したか、その動機がはしょられていたのがもったいない。
原作の形式をそのまま使っていて、原作に忠実で、でもなんだかなぁ...と思うのは、Vシネの域を出ていないからでしょうか。でもこれ以上の映画化もできないとも思うのです
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メル・ギブソンの新境地開拓
2007-02-09 Fri 23:56
ハート・オブ・ウーマン ハート・オブ・ウーマン
メル・ギブソン (2003/06/18)
ポニーキャニオン

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広告代理店に勤めるニックは男の中の男でタフガイ、平たく言うと時代遅れの男尊女卑。ドライヤーで感電事故を起こし、以来女性の心の声だけが聞こえるという能力を身につけます。最初は女性が全員自分をバカにしているとわかって気も狂わんばかりでしたが、そこを逆手に取って女性の気持ちを先回りして株をあげたり、気に食わない女性上司のアイデアをまんまと盗んだりと、この能力を利用し始めます。でもダーシーの内面を知るうちにどんどん彼女に惹かれていき、ダーシーも自分の気持ちをわかってくれるニックを好きになります。
メル・ギブソンには珍しいラブ・コメディ。フランク・シナトラの歌で踊る姿は見ものです。
女心がわかるようになり、最後はいい上司、いい父親、いい恋人と、残り15分で詰め込みすぎた感があります。ラストのインパクトが弱いです。
それでも楽しく観れました。実際メル・ギブソンには女性蔑視発言の前科があるので、こんな風に女に逆襲される役はニヤリとします。
ヒロイン役のヘレン・ハントはカッコいいキャリア・ウーマン、だけど寂しいのよという強さと弱さのバランスがよかったです。
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摩訶不思議なヨロレイヒ・ミュージカル
2007-02-08 Thu 18:20
皇帝円舞曲 皇帝円舞曲
ビング・クロスビー (2006/08/25)
ビデオメーカー
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20世紀初頭、オーストリア皇帝に蓄音機を売りつけようとやってきたアメリカ人のセールスマン、ヴァージルと、伯爵未亡人で男爵の娘であるジョアンナは、お互いのペットの犬がきっかけで次第に惹かれあい、結婚の約束までします。しかし考えてみれば身分違いも甚だしく、皇帝に諌められたヴァージルはわざと彼女に嫌われるような態度をとり、傷ついたジョアンナは公爵と婚約。が、犬のバトンズもヴァージルもやっぱり諦めきれなくて、彼女の婚約披露の舞踏会にもぐりこむのです。
すごく牧歌的なミュージカルです。ジャズではなくヨーデル、酒とバラではなくフィドルに舞踏会。そこでビング・クロスビーが歌ってるんですから。いくら民族衣装とはいえ、ビング・クロスビーの半ズボン姿が拝めるとは。や、ぜんぜんありがたくないんですけどね(笑)。やってることはいつものハリウッドスタイル、でも舞台はオーストリアなので、摩訶不思議としかいいようがないです。なんだってこんなこと思いついたんだか。でも面白かったですよ。
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昭和16年の作品ですよ!
2007-02-05 Mon 23:19
市民ケーン 市民ケーン
オーソン・ウェルズ、アグネス・ムーアヘッド 他 (2006/12/14)
ファーストトレーディング

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稀代の新聞王、チャールズ・ケーンが亡くなった。彼の波乱の生涯をまとめようとした新聞記者は、ありきたりな自伝に飽き足らず、彼の最後の言葉『バラのつぼみ』の意味を探るべく、友人や元・妻、使用人にインタビューをはじめます。
名作中の名作と呼ばれるこの作品、実は今回が初見です。なんか想像していた物語とちょっと違っていました。てっきり『バラのつぼみ』をめぐるミステリーかサスペンスなのかと思っていました。最後、記者が言うとおり『バラのつぼみ』はピースの一部でしかなく、それ自体にはなんの意味もないのです。チャールズ・ケーンの生い立ちから成功、挫折までをずっと見てきたからこそ、ラストのこの言葉に重みがでます。面白かったです
オーソンウェルズが青年期から老境まで幅の広い年代を演じています。これもすばらしかった。

製作されたのが1941年、てことは真珠湾の年ですからね。あの時代にこんな娯楽性のない作品を作るとは。いやはや、さすが天才です
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あなたしか見えない(笑)
2007-02-01 Thu 22:46
美丘 美丘
石田 衣良 (2006/11/01)
角川書店

-+C+-

難病モノです。
美しい丘と書いて『ミオカ』それが彼女の名前
ですが、それほど美人ではなく、性格も問題ありで、どうみても『嵐が丘』。
本好きでどちらかというと物静かな太一は、最初美人の同級生とつきあっていましたが、自由奔放な美丘にどんどん惹かれていきます。修羅場の末、美丘とつきあいだしたまではいいのですが、彼女はいつ発症するかわからない不治の病を抱えていました。そしてふたりの願いも虚しく美丘は発症し、病状は急速に悪化していくのです

石田さんらしい青臭さ、ハッキリ言って設定もありきたり、展開もどこかで読んだことがあるみたいな1編です。最初のモノローグで彼女がもう死んでしまっていることはわかりますが、それを前提にした話の進みがありきたりなんではなくて、
いつ発症するかわからない→今を精一杯生きる→少し規格から外れる→そこに惹かれる
といった図式がありきたりなんですよね。
悪かないんだけどなぁ...と思って読み進めてたのですが、ラストが倫理的に受け付けませんでした
美丘の病気は脳がスポンジのようになってしまい記憶がなくなっていき、四肢が動かなくなる病気です。大好きな太一のこともいつかわからなくなってしまいます。そうなる前に<ネタバレ>死なせてくれと太一に頼むんです。で、太一はそれを実行するんですよ。信じらんねー。美丘が死んだ後も抜け殻のように大学に通っているということですので、どうやら<ネタバレ>自首してないようです。しろよ、自首。女も、好きな男を犯罪者にするってのはどうなんでしょうか?いくらなんでも頼まないと思うんですけど
こうゆうところがロマンチシズム全開と、私があげつらう点なんですよ、しかも今回は間違った方向で、ひとりよがりに。もうちょっと現実的になりなさいって。
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