No Way Out ~出口なし~   偏愛に満ちた小説と映画の備忘録です
スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 | top↑
摩訶不思議京都
2011-11-16 Wed 22:58
森見登美彦の京都ぐるぐる案内森見登美彦の京都ぐるぐる案内
(2011/06)
森見 登美彦
+-C-+
商品詳細を見る


小説の舞台になった場所をめぐるロケ地めぐり本です。昔読んだ一節とともにそこの写真を見ると、行ったことないのに懐かしい気がします。
森見さんの話では『きつねのはなし』が圧倒的に怖くて、そこの舞台はやっぱり怖くて幻想的で、京都ってのは歴史があって業の深い街なんだなぁと思いました。
スポンサーサイト
別窓 | ま行 森見 登美彦 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
四畳半王再臨!
2011-06-07 Tue 22:31
四畳半王国見聞録四畳半王国見聞録
(2011/01/28)
森見 登美彦
-+A+-
商品詳細を見る

森見さんはやっぱり男汁たっぷりの四畳半小説がよくお似合いです。
ここのところ阿呆学生がでてこない小説ばかりでしたが、こちらは阿呆ばかりが登場する、阿呆学生の佃煮みたいな小説です。
小津や樋口師匠といった四畳半神話の面々や、図書館警察、詭弁論部に芽野や芹名も出てくるので、四畳半ファンには贅沢で懐かしい1冊になっています。
それぞれバラバラな阿呆たちのお話ですが、どこかでつながってたりするのは、森見さんならではです。
中でも大日本凡人会の面々が起こすラストの奇跡は美しいです。四畳半のくせに。(笑)

別窓 | ま行 森見 登美彦 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
鼻の奥がつんとする
2010-07-07 Wed 18:54
ペンギン・ハイウェイペンギン・ハイウェイ
(2010/05/29)
森見 登美彦
-+A+-
商品詳細を見る

腐れ学生も京都も出てこない、森見さんの新境地とでもいうか、主人公が屁理屈をこねくり回す小学生になっただけって感じもしないでもない新作です。
ちょっと甘酸っぱいラストに、そうそう初恋なんてそんなもんだよ、少年。と余韻にひたっていてハタと我にかえりました。
えーと、これは何にジャンル分けされるんでしょう。
淡い恋心を抱いている歯科衛生士のお姉さん、クラスにいるガキ大将、かわいくてこまっしゃくれたクラスメイト、川の探検などなど、こうやって羅列していくとまるでジュブナイルですが、『海』がでてくるあたりから怪しくなってきます。
SF?なんていったらSFファンに怒られるだろう、あまりに唐突な現象です。そもそもなんの説明もありませんし。
ジャバウォックの描写なんかはホラーだし、街全体が避難するところはパニック小説?(ってほどでもないですが)
ファンタジーってくくってしまうのが一番すわりがいいのでしょうか。
ともあれ、面白かったです。
別窓 | ま行 森見 登美彦 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
足を踏み入れてみれば
2009-08-25 Tue 18:12
宵山万華鏡宵山万華鏡
(2009/07/03)
森見 登美彦
-+A+-
商品詳細を見る

祇園宵山を舞台に繰り広げられる、それこそ万華鏡絵巻です。
一話目が赤い浴衣を着た女の子に連れて行かれそうになる姉妹の話だったので、おや、これはいつもの男汁ではないぞと、思いました。『きつねのはなし』のような幻想譚かなと思って読み進めると、2話目は宵山見物に来ただけなのに、なぜか宵山様にお灸を据えられそうになる藤田くんの悲喜劇です。3話目がその舞台裏です。あれやっぱり…と思うと、宵山で神隠しにあった娘を待つ父親の話になります。2/3がシリアスですから、やっぱりいつもの森見さんの本と違いますね。いろいろな仕掛けが1本の線でくるりとつながっている様は、相変わらずさすがの一言です。
どちらにも出てくる乙川さんは藤田君といるときと、骨董屋の仕事をしているときではまったく別人で、そのギャップがこの本をそのまま表しています。
夜祭りって、なんか特別な、一種独特な雰囲気ありますもんね。そのざわざわした感じがうまく物語になっていました。
面白かったです。
別窓 | ま行 森見 登美彦 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
お手紙書くのもいいもんですね
2009-04-17 Fri 12:08
恋文の技術恋文の技術
(2009/03)
森見 登美彦
-+A+-
商品詳細を見る

能登の研究所に赴任になった守田一郎が、人恋しさから文通を始めます。書簡形式を用いた、ヘナチョコ学生物語です。
面白かったですよ。もう電車で読んでて、笑いをこらえるのが大変でした。コマツザキ君の”ラブリー、ラブリー”という詩は全篇読みたかったですよ~。主人公側の手紙しか読めないので相手側の部分は勝手に補完するしかないんですけど、それがまた面白かったです。
文通相手は友人、先輩、妹、家庭教師をしていた小学生、作家の森見富美彦まで登場します。一見バラバラなこの面々が最後一同に会したのでしょうか?そして伊吹さんとの恋の行方は?なかなか気になるところでございました。
別窓 | ま行 森見 登美彦 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
森見的妄想エッセイ
2008-09-24 Wed 21:14
美女と竹林美女と竹林
(2008/08/21)
森見登美彦
-+C+-
商品詳細を見る

エッセイのネタのために、知人の竹林を刈らせてもらう、でも体力も時間もない森見先生だからなかなか作業がはかどらない、竹林事業で一旗あげようという壮大な夢はいったいどうなる!?
という、虚実入り混じったエッセイです。ブログと同じ第三者視点のエッセイで、たいへん面白かったです。ただこれに金を出すかと言われれば...。だってブログだったら無料で読めるし。
別窓 | ま行 森見 登美彦 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
ほぼ20年ぶりに手にしました
2008-02-11 Mon 18:56
野性時代 vol.41 (2007 4) (41) (KADOKAWA文芸MOOK 42)野性時代 vol.41 (2007 4) (41) (KADOKAWA文芸MOOK 42)
(2007/03)
不明

商品詳細を見る

森見さんの特集号。既刊全部読んでからと思ったので、ほぼ1年前の出版。
野性時代を読むのは、つかこうへいの『銀ちゃんがゆく』掲載以来でして、まだまだ頑張っていたのだなぁと、別のところに感心しました。

『夜は短し~』の”先輩”がどのようにして”黒髪の乙女”の情報を得ていたか、という短編がありました。これはおもしろかったです。というのも、その情報源が『四畳半神話体系』の小津らしいからです。私このキャラが大好きなんです。
本庄まなみさんとの対談はものすごく短くて、本当に会話がはずまなかったんだろうなぁと、森見さんの緊張のほどが伺えました。
新作短編『ペンギン・ファイウェイ』は、およそ小学生らしくない小理屈をこねる男の子が主人公で、いつもの腐れ大学生が小学生になるとこうなるのかという話でした。森見登美彦というより、伊坂幸太郎みたいで読んでる間少し混乱しました。連作とかにするとまた違ってくるのでしょうが、これだけだとなんだかなぁという1編でした。正直つまんなかったです。
別窓 | ま行 森見 登美彦 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
狸と天狗と人間と
2007-12-12 Wed 18:47
有頂天家族有頂天家族
(2007/09/25)
森見 登美彦
-+B+-
商品詳細を見る

森見さんの新作。実はサイン会まで行って初版の時に買っているにもかかわらず、読むのがこんなに遅くなってしまいました。他に積ん読本があったからなんですけど、本当にファンなのか、私。

偉大なる偽衛門狸・下鴨総一郎の遺児は4匹の雄狸。責任感を継いだ矢一郎、暢気さを継いだ矢二郎、阿呆さを継いだ矢三郎に、純真さを継いだ矢四郎。この4兄弟が力を合わせて悪と戦う、なんともバカバカしいお話です。そこに天狗の赤玉先生や金曜倶楽部の面々、つかみどころのない美女・弁天様などが加わって、もうわややです。
作中で淀川教授が狸の愛らしさについて熱弁をふるってますが、その毛玉のコロコロした感じが伝わってきて、ほほえましかったです。なかでも末っ子の矢四郎が可愛かったなぁ。

(狸とはいえ)家族愛のお話で、それ以上でもそれ以下でもありません。可愛くて面白いんですけど、目新しさがなく既存作品の方が水準は高いでしょう。第二部も始動したということですが、この設定ならいくらでも書ける話ですからねぇ。
ファンなのに辛口になってしまいました。ごめんなさい。好きな作家さんの場合、ものすごく甘い評価になるか、期待しすぎてガッカリするかのどちらかなんですね。そういう意味では公正でないなぁ
別窓 | ま行 森見 登美彦 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
イカキョーで実はSF
2007-10-07 Sun 23:31
四畳半神話大系 四畳半神話大系
森見 登美彦 (2004/12)
太田出版
-+A+-
この商品の詳細を見る

森見さんの2作目は、実はSFだったのです

3回生になった主人公は、小津という宿敵かつ盟友のせいで薔薇色のキャンパスライフとは程遠い生活を送っています。あの時、映画サークル”みそぎ”に入らなかったら。ソフトボールサークル”ほんわか”に入っていたら、もっとマシな学生生活を送っていただろう。秘密機関”福猫飯店”でも、”弟子求む”のビラでもいい、小津と出会わずに有意義な学生生活を送っただろうと。
その4つの世界、パラレルワールドが4章にわたって語られています。

いや~、おもしろかったです。なんといっても小津のキャラが最高です。そして主人公が1年の時に選んだサークルによって語られる、まったく違うけど結局同じ結末。キーワードで出てくる”コロッセオ”やもちぐま、香織さんに蛾の大群、猫ラーメンもおいしそうです。
第4章で語られる四畳半世界で、この本の謎が解けるのです(とけるのか?)。うまいですね。
樋口さんや羽貫さんはこの頃からのキャラクターだったんですね。他にも図書館警察やら、自転車にこやか整理軍やら、おなじみの団体がうれしかったです。森見世界は、すべての作品にリンクしているのですね。もっかい最初から読み直したくなりました。
別窓 | ま行 森見 登美彦 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
男汁でない森見さんの本は初めてです
2007-09-08 Sat 00:23
きつねのはなし きつねのはなし
森見 登美彦 (2006/10/28)
新潮社
-+B+-
この商品の詳細を見る

表題作は法蓮堂という古道具屋でバイトをはじめた大学生と、お客である天城さんとの間に交わされた他愛もない約束が、最後にはとりかえしのつかないことになってしまうという話。天城さんの正体も、店主のナツメさんのその後もハッキリさせないまま終わってしまい、なんといいますか、非常に不安定な心持のままポツンと置いてかれたような読後でした。
『果実の中の龍』は、一番わかりやすい話で、大学の先輩との半年くらいの交流が描かれています。
ケモノに魅入られてしまった大学生が登場する『魔』、祖父の通夜でいきなり水があふれ出てくる『水神』。
どれにも法蓮堂とケモノが登場し、どの話にも少しずつ状況は違えどなにかしらのリンクが張られています。
森見さんということで、私が過剰に期待したのが悪いのでしょう。悪くはないんですが、よくもない。人に勧めるか?といわれれば、もっと上質なホラーはたくさんあります。しかし4編に通ったなんともいえないしめっぽさは、やはり読んで良かったなと思わせました。
別窓 | ま行 森見 登美彦 | コメント:1 | トラックバック:1 | top↑
| No Way Out ~出口なし~ | NEXT
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。