No Way Out ~出口なし~   偏愛に満ちた小説と映画の備忘録です
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世に名被害者なるものが
2012-09-24 Mon 20:21
名被害者・一条(仮名)の事件簿 (講談社ノベルス)名被害者・一条(仮名)の事件簿 (講談社ノベルス)
(2012/04/05)
山本 弘

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なぜか事件に遭遇してしまう名探偵がいるように、必ず事件に巻き込まれる名被害者体質の人間、それが主人公の一条さんです。
名被害者は殺される前になにらかのアクシデントが起こり、助かってしまうので絶対に死なない。そこが名被害者たるゆえんなんですって。
そんな特異体質の一条さんが巻き込まれた様々な事件が語られます。もちろんバカミスです。
でもって作者はSFの人だったので、最後はSFになっております。このオチですか!!バカにもほどがあります!ここまでくるとすばらしい!!
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忘れかけていたシリーズ
2011-02-23 Wed 19:07
新・垂里冴子のお見合いと推理新・垂里冴子のお見合いと推理
(2009/05/29)
山口 雅也
-+C+-
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あら?って感じで見つけました。まだこのシリーズを書いていたとは驚きです。
垂里家の皆さんもあいかわらずで、ご両親も次女も末っ子の長男も、長女の縁談に心を痛めています。
水族館でのお見合いで、ネックレスが消失しペンギンが殺され、殺人事件まで起こってしまいます。当然お見舞いはパァ。
次は妹のの心美ちゃんがセッティングした、アメリカ人探偵とのお見合い。その探偵さんと殺人事件の調査をすることになり、ここでもやっぱりお見合いはお流れです。
久しぶりに読んだんですが、設定に無理がありますよね、民間人が殺人事件の調査って。いやいや、そんなことを言ったら世のミステリの大半はそれなんですけど。そんなこと気にならない作品だってたくさんありますし、えーと...。はい、ハッキリ言いましょう。面白くなかったです。
つまんないから、そうゆう難癖つけちゃうんです。
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お友達ごっこの裏側
2010-11-06 Sat 20:59
パレード (幻冬舎文庫)パレード (幻冬舎文庫)
(2004/04)
吉田 修一
-+C+-
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こわい、こわいとあとがきで川上弘美が言ってますが、私はどのへんがこわいんだかさっぱりわかりませんでした。あとからじんわりくるんでしょうか?
男娼をやってるサトルが、他のメンバーを辛らつに評しているところが、私は一番こわかったかな?お、これから事件が始まるのか?と。私の読みはすっかり外れたわけです。映画のあらすじ紹介の仕方がまさにそんな感じだったんで、アレにすっかりだまされました。というか、この話で90分って間尺にあうんでしょうか?
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新シリーズになるのか?
2010-07-23 Fri 17:57
キング&クイーン (100周年書き下ろし)キング&クイーン (100周年書き下ろし)
(2010/05/26)
柳 広司
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対象を守りきれなかったことで、仕事を続けられなくなった元SP・安奈が、ひょんなことから不世出のチェスプレイヤー・アンディの警護をすることになります。果たして敵の正体は?
イメージとしては、松岡圭輔の千里眼かなぁ。乃南アサの音無刑事かも。腕がたって、そこそこキレイなのに人付き合いが苦手な元・SP。ありがちな設定です。
守る相手は天才で変人のアメリカ人アンディ。
アンディがチェスを始めた5歳の頃からの話と、安奈視点の物語が交互に語られて、最後にあっといわせるしかけがありました。
素直におぉ!と思いましたが、安奈とアンディの絡みがあんまりなくて残念でした。
柳さんのジョーカーシリーズは、相手の裏の裏をかく情報戦が読み応え抜群だったので、本作でも謎の組織との追いつ追われつの駆け引きみたいなものを期待していただけに、その部分が弱いのが残念です。もうちょっと逃げようよ。安奈もバランスが悪いと言ってましたが、追う側が弱すぎるんですよね。
もしシリーズにするなら、もうちょっと骨太にして欲しいです
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戦争の暗部とミステリ
2010-03-08 Mon 17:59
トーキョー・プリズン (角川文庫)トーキョー・プリズン (角川文庫)
(2009/01/24)
柳 広司
-+B+-
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『ジョーカーゲーム』が気に入ったので、既刊を読んでみることにしました。
なんでもこのミスで結構上位にランクインしてたようなんですが、あらすじだけ読んでパスしたんだろうなぁ。戦争モノって、ちょっと敬遠するきらいがあるんで。
戦犯を収容するスガモプリズン内でおこった服毒死事件。オーストラリア人のフェアフィールドは、なんだかしらないうちにB級戦犯のキジマに協力してその事件を調査する手伝いをすることになってしまいます。
キジマがいいです。どっかで見たようなキャラですが、もともとこうゆうタイプが好きなので、別にどんとこいです。出番が少ないのが残念です。
ただ謎解きがですねぇ…。偶然と推測ばかりなんですよ。たまたまケンカになって助けてくれた娼婦が関係者だったとか、被疑者死亡だったりとか、なんかすっきりしないんですよ。動機も推測だし、フェアフィールドのいとこにしたってそんな最期、想像にしちゃひどくない?てか、おかしくないか?日本語と英語の垣根を作っている割に、結構うやむやにしている場面もありますし。
それほど完成度の高いミステリとは思えませんでした。
でも『ジョーカーゲ-ム』はとても面白いので、皆様是非どうぞ。
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ダブルだなんて、おこがましい
2009-10-12 Mon 19:21
ダブル・ジョーカーダブル・ジョーカー
(2009/08/25)
柳 広司
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10/12
続編がでないかなぁと、思ってたらでました。うれしいです。
今回、D機関と同じような性質の風機関のリーダーが結城中佐と張り合ったり、若い頃結城中佐に煮え湯を飲まされたドイツ将校がリベンジに臨んだりします。どちらもなかなか優秀らしいんですけど、もちろん結城中佐はその上を行くわけですよ、軽々と。あぁ、カッコいいなぁ。
特に『棺』では、”魔術師”と呼ばれた若かりし頃の活躍が読めます。カッコいいなぁ。
共産主義に傾倒したスパイや、D機関の名を騙る窃盗団にかつがれた役人が主人公だったりするので、D機関の存在は話の最後までわかりませんが、いやもう、その手際の良さと言ったらお見事です。
だからこそ、最終話でのポカが際立ちます。情に竿差しゃ流されるっていうか。前作でも過去の亡霊に捕われて、冷静な判断ができなかったスパイがいましたっけ。

最終話では真珠湾攻撃がありました。登場人物が、開戦してしまえばスパイの必要性がなくなると言ってましたから、続編はないかもしれませんね。残念!

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その名を”魔王”
2009-08-05 Wed 16:16
ジョーカー・ゲームジョーカー・ゲーム
(2008/08/29)
柳 広司
-+A+-
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日中戦争あたりの日本が舞台。スパイ養成学校・通称”D機関”に所属するスパイたちの短編集です。
私にとってスパイといえばエーベルバッハ少佐なんですけど、こっちはもっとマンガっぽいです。試験にしても任務にしても。彼らにとって、諜報活動は命を賭けたゲームなんですって。自負心や自尊心の強い連中ばかりが集まったD機関を束ねるのは、魔王と呼ばれる結城中佐です。これがカッコいいんですよ。部下たちが直面する問題を、報告を聞いただけですべてを見通してしまうんです。ある意味、安楽椅子探偵っぽいかもしれません。
目先を変えると真実がガラリと変わる構成で面白いんですが、やっぱり結城のキャラが一番の魅力でしょう。続編読みたいですね。
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あのひととホモだけのおしゃべり
2008-08-28 Thu 18:46
よしながふみ対談集 あのひととここだけのおしゃべりよしながふみ対談集 あのひととここだけのおしゃべり
(2007/10/04)
よしなが ふみ

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よしながふみさんの対談集。いやはや、皆さんこんなにいろんなこと考えながらマンガ読んでるんですか。面倒くさいなぁ。でもこれくらい考えなきゃ、あれほどのヒット作は出せないんですね。才能だけでなく、たゆまぬ努力ってやつですか。
年齢が近いせいもあって、子供の頃に読んでいたマンガがかぶります。いろいろな見解が聞けて面白かったです。
なかでも三浦しおんさんの博覧強記には脱帽です。この方、いったい一日何冊読んでるんでしょうか。直木賞のインタビューで『愛読書はBL』と言い切る潔さ。是非夢のBLチャンネルをお願いします。
そして羽海野チカさんとの対談も興味深かったです。『ハチクロ』また読み返したくなりました。萩尾先生にしても同様です。
私も言いますよ~。いつか大河で【日出処の天子】を!!
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異常の人々
2007-09-05 Wed 22:59
紗央里ちゃんの家 紗央里ちゃんの家
矢部 嵩 (2006/11)
角川書店
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今一番のお気に入り作家、森見さんが褒めていたので読んでみました

父親と2人で叔母さんの家に泊りがけで遊びに来た”僕”ですが、今年はいつもと勝手が違います。仲良しだったおばあちゃんは亡くなっていて、従妹の紗央里ちゃんも家出中だというのです。叔父さんも叔母さんもなんだか変です。そして”僕”は、洗濯機の下に切断された指を見つけてしまいます

ホラー大賞部門賞受賞ということだったんで、きっとまぁ、あんな話なんだろうなぁと思っていたら、そのとおりでした。グロかったですねー。フィルムケースに入っていた舌とか、蛍光灯の代わりに収まっていた大腸とか、キーボードの隙間に詰められた歯とか。
でもそれだけなんですよね。気持ち悪いだけで終わっちゃってます。殺害の理由とかまるで語られてないし、子供が家の中にある死体の欠片を探すってだけな話でして。不気味だしホラーっていえばホラーなんですけど、それって物語じゃないでしょう。
審査員の林真理子さんが”大賞と部門賞の差はあまりに大きい”と言ってます。確かに前回大賞の『夜市』と比べるべくもありません。それどころか佳作の『蟲』、短編賞の『玩具修理者』にも遥かおよびません。ホラー大賞のパワーダウンを感じます
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ノベライズは一長一短
2007-09-02 Sun 23:04
姉妹―Two Sisters (角川ホラー文庫) 姉妹―Two Sisters (角川ホラー文庫)
吉村 達也 (2004/07)
角川書店
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先日観た韓国ホラー『箪笥』のノベライズ版。映画がなんとなく腑に落ちなかったので読んでみました。
映画ではスミが家に帰ってくるところから始まりますが、それ以前の母親が生きている頃の描写から始まります。この映画のベースにもなっている、韓国では有名な古典怪談『薔薇紅蓮伝』についても語られています。
作者はロケ地に出かけたり、監督にインタビューしたりと、完璧にこの映画を消化して執筆してます。『謎解きマニュアルに徹しよう』という宣言通り。

確かに謎はすべて解けたんですけど、小説としてはなんだかなぁという出来です。初・吉村達也だったんですが、文章がなじめませんでした。『~だったというのに...。』という具合に、含みを持たせた書き方が多く、『...。』が多用されていてそこでしらけてしまうんです。
ノベライズというよりは謎解き本ですから、そうやって書いてあれば”お、ここが重要なんだな”とわかって、親切といえば親切なんですけどね。
あんまり事細かに解説されると、かえって興ざめなんだなぁと、今回初めて思いました(ワガママ)。
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