No Way Out ~出口なし~   偏愛に満ちた小説と映画の備忘録です
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怪物よりもおそろしいもの
2012-06-08 Fri 17:50
怪物はささやく怪物はささやく
(2011/11/07)
パトリック ネス

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主人公のコナーは、両親が離婚、二人暮らしの母親は癌の末期、そのせいでで同級生から執拗ないじめを受け、気の合わない祖母と一時的に暮らす日々。そんなコナーのもとに、ある夜イチイの木でできた怪物が現れます。
絵が暗いし黒いんですけど、キレイなんですよね。
そしてコナーが一途です。せいいっぱいつっぱってるのが哀れです
今だってものすごく辛いのに、さらに辛いことがコナーを待ち受けているのです。
物語が終わった時に、コナーはまたひとつ成長するんでしょうね。今年の読書感想文指定図書になったの、わかる気がします。
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現代に蘇る伝説のスパイ
2012-05-10 Thu 21:44
007 白紙委任状007 白紙委任状
(2011/10/13)
ジェフリー・ディーヴァー

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たぶん世界一有名なスパイ、ジェームズ・ボンドをディーバが書いたらどうなるか?もちろん面白かったです。
ただ私がボンドの原作どころか、映画でさえ1本しか観ていないので、正しいボンド小説として面白かったかどうかは、正当なファンの評価におまかせします。
タフでクールで女にもてて、敵方の女スパイとよろしくやってるうちに任務が完了するという私の想像より、ちょっと控えめなボンドでした。
謎のアイリッシュマンやノアといった悪役は、いつもリンカーン・ライムが追いかける凶悪犯のようなイメージで、このへんはディーバだなぁ、と思いました。
最後のどんでん返しもディーバで、また最後にひとひねりあるのかとドキドキするのもディーバでした。
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どっちにするの?
2011-05-30 Mon 22:29
ロードサイド・クロスロードサイド・クロス
(2010/10/28)
ジェフリー・ディーヴァー
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キャサリン・ダンスのシリーズ第二弾です。
近著の『ソウルコレクター』のように、今回もインターネット絡みの犯罪です。
ネットでいじめにあったトラヴィスは、果たして犯人なのか?
そして母親の安楽死疑惑、前作の事件の起訴、いろいろ盛り込んで読者をかく乱してくれますが、前作をすっかり忘れていた私には、すべてが初めてです。すみませんダメな読者で。
ディーバーの場合、ラストのどんでん返しがありますから残り10ページでも気が抜けないんですが、今回は意外にあっさり終わりました。
それよりもダンスの前に現れたイカす大学教授、仕事仲間で憎からず想っているオニールが奥さんと別居と、ダンスにときめきが戻ってきました。こっちのほうが気になります!!
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ラングドンだけが知っている
2010-09-29 Wed 18:05
ロスト・シンボル 上ロスト・シンボル 下ロスト・シンボル 上
ロスト・シンボル 下
(2010/03/03)
ダン・ブラウン
  +-B-+
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戦う大学教授、今度の舞台はワシントンでフリーメーソンの謎を追います。『ダヴィンチ・コード』から数年後という設定です。まだまだ魅力的な40代らしいです。
旧友であり恩師のピーターが誘拐され、彼を救い出すため、誘拐犯マラークの要求に従います。フリーメーソンのピラミッドが導く古の神秘とやらを探すため、またもや必死の探索です。タイムリミットは6時間くらいでしたか。
前2作より謎解き部分が簡単だった気がします。いやいや、十分面白いんですけどね。
でもやっぱりフリーメイソンって馴染みがないから、国家の危機とか言われてもピンと来ないんですよね。
ワシントンに馴染みもないもんですから、名所めぐりをしてもさっぱりです。
そもそも”古の神秘と科学と宗教”って言われても、はぁ?って感じなんですよ。キャサリンの研究だってマユツバものですし。
最後の謎解きは、なんだかなぁでした。
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邦題はディーバがつけたそうな
2010-03-25 Thu 18:21
ソウル・コレクターソウル・コレクター
(2009/10/29)
ジェフリー・ディーヴァー
-+B+-
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今回の犯人は”すべてを知る男”です。消費者の動向を知るために収集されている購入データ。これを悪用して、自分の罪を他人にかぶせるという、とんでもない犯人です。
濡れ衣を着せられた男がライムのいとこで、彼を助けるために少ない証拠から犯人を追いかけます。
物的証拠が絶対のライムにしては、今回は勘に頼るところが多かったような気がします。アメリアが犯人に近づいたのも、見当違いの物的証拠からでしたし。ただのデータからその人物の情報を読み取る能力があるという犯人には、おぉっと思いますが、ちょっと弱いかなぁ。そちらより、ちらちらと伏線を走るウォッチメーカーとの対決のほうが楽しみです。

いとこのアーサーとライムは若い頃に女の子のことで険悪になったこともありまして、ライムの青春時代を垣間見ることができるのが楽しかったです。あら、ライムにもそんな初々しい失恋話があったのねと。
かわりにパムの不倫話は蛇足だったかな。
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戦う大学教授、再び
2009-09-28 Mon 19:29
天使と悪魔 (上) (角川文庫)天使と悪魔 (中) (角川文庫)天使と悪魔 (下) (角川文庫)天使と悪魔 (角川文庫)
(2006/06/08)
ダン・ブラウン

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『ダヴィンチ・コード』より前に書かれたラングドンシリーズの1作目です。最近映画も公開されましたよね。
古の文書や建造物からイルミナティの隠れ家を見つけ出し、捕われた枢機卿たちを救わなければなりません。そしてヴァチカンに仕掛けられた反物質爆弾も探し出さねばならないのです。タイムリミットは5時間です。
今回も戦う大学教授が、インディ・ジョーンズばりの大活劇です。あまりの活躍ぶりに、思わず失笑です。図書館から脱出するのはいいでしょう。大理石の石棺から救出されるのも、噴水のポンプで九死に一生を得るのもよしとしましょう。でもね、<ネタバレ>ヘリコプターから奇跡の脱出はどうよ。高度何メートルか知りませんが、結構な高さだったと思いますよ。そっからダイブして生きてるなんて、あんた菅原文太(c太陽を盗んだ男)じゃあるまいし。
ラングドンのトリビアで次々とわかる啓示の道。すごいなーと感心しつつも、民間人の分際で単独行動に出る大学教授にちょっとあきれます。そこは応援を頼もうよ、いくら内通者がいるにしたって。ヒロインの居場所を探るため暗殺者と対決して、結果枢機卿が亡くなってしまうじゃないですか。ひどいよなぁ。
ついでにいうと、暗殺者があまりにあっさり倒されてしまうのも肩透かしです。しかも多くを語ってもらってないし。なんだってそんなに教会を恨んでいるかさっぱりです。まさに捨石。
いえ、文句ばかり言ってますが面白かったんですよ。サンタンジェロ城とか、サンピエトロ広場とか、あぁ、あそこね~、と行ったことのある人には旅の思い出がよみがえることでしょう。行ったことのない人には、ただただ嫌味に聞こえるでしょう。ローマってのは舞台映えする街ですからね。おや、これでは浅見光彦になってしまう。

そしてダヴィンチでも思ったのですが、ラングドンとヒロインのまったくもって不要ですな。しかもトム・ハンクスに変換されているので、ますますもって要りません。
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スネイプの純情に涙
2009-01-12 Mon 17:44
「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)
(2008/07/23)
J. K. ローリング
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10年かかったこの物語もやっと完結です。ハリーじゃないけど、肩の荷がおりました。予想に反して、この最終巻が結構よかったです。
相変わらずハリーにイライラしながら読み進んだ上巻でしたが、下巻になるとお馴染みのキャラクターがバタバタと倒れ、物語も急転直下です。
脇キャラが大活躍する今作ですが、ネビルの成長ぶりはすごいですね。ドジでのろまな太っちょさんがあそこまで強くなるとは!!なんかこのへん、子供の成長を見るようでしたよ。こんなに立派になってみたいな。

訳者もあとがきで書いてますが、第33章がすべてでした。この長い物語のなかで一番印象深い章でした。スネイプの一途さに涙します。それに比べれば、ハリーとヴォルデモートの決戦なんてあっさりしすぎてて、あまりに肩透かしでした。あらまあって感じで。私がスネイプファンだってのもあるんですけどね。
懐かしいキャラクターや、微妙な伏線が張ってあったりするので、一気に読むことをオススメします。
などと言ってますが、私はたまたま1巻を読んでしまったので最後まで読み通しましたが、読まなくても別に”損したなー”という物語ではないかと。でもスネイプファンは是非読んでほしい最終巻でした。
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キャサリン・ダンスが帰ってきた!
2008-12-13 Sat 12:06
スリーピング・ドールスリーピング・ドール
(2008/10/10)
ジェフリー ディーヴァー
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ライムシリーズにゲスト出演していたキャサリン・ダンスが主役になって帰ってきました。電話でライムやアメリアと話すシーンがあって、ファンにはうれしい限りです。
人間嘘発見器のダンスは、ある凶悪犯の尋問に呼ばれます。裏に隠された彼の策略を見抜くのですが、すんでのところで脱獄されてしまいます。
人を支配することに天才的な才能を発揮するカルトな指導者と、それを追うダンスたち。
二人の頭脳戦にあっという間に引き込まれました。ダンスのプライベートな事情なんかもうまく絡めてありました。
ちょっとしたしぐさからウソを見抜くダンスですが、そこから導かれる真実ってのが、飛躍しすぎてるような気が…。本人も『AからBへ飛んでXへ』と言っているように、思考がえらくぶっ飛んでるんです。まぁ、天才だからといわれればそれまでなんですが、ライムの物的証拠から導き出す捜査方法に比べると、やっぱりちょっとマユツバなんですよね。や、そんなこと言っちゃいかんか、小説で。
ディーバの小説は大どんでんが当たり前なので、思わぬ共犯者とか、意外な真相とかってのをこっちも身構えてるんで、もったいない読み方をしているなぁと思います。翻訳者もずっと同じなので、シリーズで読んでいるとなんとなく言い回しの癖なんかもわかっちゃうのが、また。あぁ、もったいない。
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不死身の殺人タンパク質
2008-05-13 Tue 18:12
眠れない一族―食人の痕跡と殺人タンパクの謎眠れない一族―食人の痕跡と殺人タンパクの謎
(2007/12/12)
ダニエル T.マックス
-+B+-
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理系オンチの私にもよくわかる、メディカル・ミステリです。
狂牛病が日本でも騒がれていた時、牛肉食べてから発症するまで30年くらいかかると聞き、なんだじゃその頃にはホントにボケてるから関係ないじゃん、などと言って笑っていました。
ところが、本書を読んで考えが変わりました。プリオン怖すぎ。アメリカ産の牛肉はできれば食べたくないし、イギリスなんかもってのほかです!
ニュースで肉骨粉という共食い飼料を牛に食べさせる話は知ってましたが、まさか鶏糞まで食わせているとは!文中にもあるとおり、知りたくなかった肉の製造過程を知り、なんかもう一生国産牛しか食べないぞと思いましたよ。
しかしこのプリオンってのはまだまだ未知なもんですから、なにがキッカケで羅患するかわからないんですって!筆者も言ってたとおり、何でかかったか理由はないし、また同様にかからない理由もないんですから。しかも日本人はプリオン病にかかりやすいホモ接合体だっていうし!ギャー!!
この筆者が名前もわかっていない神経筋の病気にかかっているということは、最後にわかります。ちょっと衝撃でした。

ところで日本語訳だけについているようですが、このサブタイトルはあざといですね。『食人の痕跡と殺人タンパクの謎』って、これじゃこのヴェネチアの一族が人喰ってたみたいじゃないですか!まぁ、私もそれに釣られて手に取ったんですけどね。やられたー。
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どんでん、どんでん、またどんでん
2008-03-30 Sun 20:03
ウォッチメイカーウォッチメイカー
(2007/10)
ジェフリー・ディーヴァー
-+SA+-
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愛するリンカーン・ライムシリーズ最新作です。なんと、このミス海外部門1位。
まったく証拠を残さない連続殺人犯・自称”ウォッチ・メーカー”がライムたちの前に立ちはだかります。それと同時進行して、サックスは警察署内の汚職警官の捜査をしているうちに、父親が不正を働いていたことを知ってしまいます。泣くサックスを見ながら、ライムが抱きしめて慰めてやりたいのにと、四肢を動かせない自分の身体を恨めしく思う描写が良かったです。ライムがそんなふうに愛情を示すのって珍しいから。
でまあ、いつもどおり物的証拠とライムの推理で徐々にウォッチ・メーカーは追い詰められ、思わぬところで警察内汚職事件と繋がります。繋がるだろうなとは思ってましたが、こうくるとは!ところがさらにそこからどんでん!残りページ数が多かったので何かあるだろうと構えていましたが、さらにまたもやどんでんが!ディーバ先生、ちょっと待って。と、ページをさかのぼることしばしばでした。しかし面倒臭いことする犯人だよなぁ。冷静に読んでみれば、およそ現実的ではないのですが、まいいか。半分キャラクター小説みたいなもんだし。
レギュラー陣も健在で、トムもロンもメルも登場します。贔屓のデルレイは今回もで晩が少なくて残念。前作からのキャラでサックスの助手になったプラスキー。殺されるんじゃないかとハラハラしました(相当気に入ってるらしい)。尋問のスペシャリスト、ダンスが出てきます。ロンとくっつくかと思ったんですけど、それはまた先の話になるんでしょうかね。なんでもダンス捜査官が主人公の新作が出たそうです。これもシリーズ化なるか?
シリーズ化といえば、今回ライムが<ネタバレ>犯人を取り逃がしたのって初めてで、両者悼み分けって感じでしたが、今後再登場させるつもりなんでしょうかね?
『ボーンコレクター』の意外な登場人物が出てきて、もっかい再読したくなりました。
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