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2008-09-29 Mon 21:09
短編集なんですが、まるで強気な関口が書きそうなお話でした。なんだかわからないものに魅入られてしまう男の話とか、隣のおじさんの異常な行動を話題にしていたと思ったらいつの間にか自分がワケのわからないものになっていたりとか。語り手の立ち位置がいきなりくるりと反転します。結構メタだったり幻想だったり、京極堂シリーズの中の挿話のようなテイストでした。 最後の『こわいもの』で語られていたように、こわいものとは一体なに?みたいな。 こうゆう不安定な怖さってのはすわりが悪くて、これが京極の意図したものなんでしょうね。 |
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2008-09-27 Sat 21:12
今更なんですが、買ってあるのに観てなかったんです。いやはや、結構そうゆうのあるんですよ。 ダークファンタジーとして有名な本作品。まったく予備知識なく観ました。結構地味な話なんですね。もっとえらいことになるのかと思ってました。ジャックは何をしたかったんだろうなぁと。サリーは健気ですね。 ところで、これは母も一緒だったので(大不評でした)、日本語吹き替えで観たのですが、市村さんがあててるんですね。ミュージカル俳優ですから、歌ももちろん歌ってます。結構よかったですよ。というか、もっとジャックの見せ場(ソロ)が聞きたかったです。あ、劇場へ行けってことですか。そうですか。 |
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2008-09-24 Wed 21:14
エッセイのネタのために、知人の竹林を刈らせてもらう、でも体力も時間もない森見先生だからなかなか作業がはかどらない、竹林事業で一旗あげようという壮大な夢はいったいどうなる!? という、虚実入り混じったエッセイです。ブログと同じ第三者視点のエッセイで、たいへん面白かったです。ただこれに金を出すかと言われれば...。だってブログだったら無料で読めるし。 |
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2008-09-18 Thu 21:16
スピンオフ第二弾。今回は柴崎と手塚の巻です。やっぱりそうくるか。 他に堂上たちの若い頃の話を聞いたり、緒形の苦い失恋話もありましたが、柴崎の話を読んじゃうと、やっぱりかすみますね。 手塚いわく『自称・鉄の女』が悪質なストーカー被害に遭います。柴崎がすがった先は手塚です。前から彼の前だと弱い部分をぽろぽろ見せちゃってましたから、この2人がくっつくのはわかりきっていたのですが、手塚に(自分のことを)大事にして!と泣きながら連呼するところは、ちょっと胸が詰まりましたね。 作者がご主人に泣かれて付け足したと言う結婚式のシーンは、本人も言ってたとおりやっぱり蛇足だったかなと。郁のスピーチも中途半端に終わってましたし。このへんが残念。もっとスッキリした終わり方があったでしょうに。 でもまぁ、これでホントに最後だそうです。もう少し読みたいような気もしますが、なんだかグダグダになりそうですから、ここらが潮時なんでしょう。 それより柴崎が28ってのに驚きました。あれから(一冊目から)そんなに経ったんだなぁと。 |
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2008-09-12 Fri 21:19
高校時代からバンドを組んでいる仲間4人。そのうちの紅一点が倉庫の片づけをしている時に誤って巨大アンプの下敷きになり亡くなってしまいます。そしてそれは事故ではなかったのです。 被害者の女性とつきあっていて、実はその妹とできちゃった主人公が怪しいんですけど、もちろん道尾さんですから、そんなに簡単な話じゃありません。そんなふうに読んでるから、残りのページ数を考えて、まだもう一回来るななんて、つまらない読み方をしてしまいました。 現在の事件と、主人公が子供の時に亡くなったお姉さんの事件がリンクするんですが、こちらは最後まで上手にひっぱりましたね。 主要人物たちがどうにも好きになれなくて、あっという間に読んだ割に、好きになれない話でした。 彼女が浮気して妊娠したからって、殺意とかもつなよ、妹とデキてるくせにと。 |
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2008-09-10 Wed 21:21
震災で一度に家族を失った女の子・花と、彼女を引き取った淳悟の15年間が、現在から徐々にさかのぼって語られます。 うまいですよ、構成が。花の結婚前後を描いた”現在”で、この2人の犯罪やら背徳やらを匂わせておいて、次の章ではその少し前を描いてと、最終章まで読まないと二人の罪はわからないんですけど、読み終わるとまた最初から読みたくなりました。うまいなぁ。 花は淳悟にとって娘で母親で、愛人なわけです。しびれますね、女としては(あくまで仮定したらですけど)。9歳の時からこんなポジションだったら、そりゃどっぷり浸りたいし、反面逃げたくなるでしょうね。 いつまでも一緒にいるより、別れてしまったがゆえに、ずっと2人別々な場所で、でも一緒に逃げ続けていることになると思うんです。この2人の最後は最後じゃないんですね。ある意味、花は一生淳悟から逃げられないし、淳悟もまた同様で、この世にかけがえのない2人になったんです。 とても甘美な物語でした。 |
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2008-09-03 Wed 15:33
『娼年』という作品の続編です。まだ著作が1ケタくらいの頃でしたね。売春クラブのオーナーに見出されて男娼となったリョウは、仕事を通じて女性のさまざまな欲望に魅せられるという話でした。 今回は、前作で逮捕されたオーナー・御堂静香とリョウの話がメイン、横糸にお客の性癖や新しくメンバーになったジェンダーの女性の話が絡みます。 なんていうか、リョウって中年女性にとっては救いですねー。てっぷりした腰まわりとか、少しハリをなくした肌がいいとかって、あんたみたいな若い男の子にそんなこと言われてみたいですよ。 刑務所でエイズを発症した静香の最後を看取るんですけど、ちょっとあっさりしすぎていたような気がします。前作、ずいぶん前に読んだのでウロおぼえですけど、それでも静香の存在感はもっと圧倒的だったと思います。リョウも、前作ではまだ迷ったり驚いたり手探りだったりと、そこが面白かったんですが、『逝年』ではもうすっかりベテランの域になっていて、初々しさがなくてつまんなかったです。 その後が読めてよかったんですが、なんで今これなんだ?とも思いました。 |
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2008-09-02 Tue 15:30
中学生から高校生までのことを綴ったエッセイ。思春期ということで、恋の話とかも書いてあります。 彼女の理想”貧乏な好青年”に会うシュチュエーションをいろいろ考えてみたり、他校の男子生徒を遠くから眺めていたりと、私なんかも身に覚えがあるようなないような。夢見がちってより、妄想大暴走?みたいな。もう、乙女心のバカっ!って感じで。 あとがきに『ノッていたので1ヶ月半くらいで書き上げた』とあるように、トントントンと読めるテンポのいいエッセイでした。 |
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2008-08-30 Sat 18:49
悲恋です。最初に3面記事が載っていて、読者は若い2人が心中したことを知らされます。あーあ、主人公たちがこれからどうして死を選択したのかを、一冊かけて説明されんのかぁ...と、ホント暗い気分になりました スミオは父親が金持ちでヒルズの37階だかに住んでいて、端正な顔立ちで元カノは準・ミスキャンパスで、でも人生なんて死ぬまでの退屈しのぎだなんてぬかす、クソガキです。記号なんでしょうね。ヒロインがそれはもう底辺みたいな書かれ方をしているので、その両極ということでスミオがいかに恵まれているかをてんこ盛りにしたんでしょう。イタリア製のローファーって、そこまでイヤミに描くんだったらステファノビとかブランド名まで書いたらどうですか?あ、サントーニの方がいいっすかね。 一方のジュリアは母親が亡くなっていて、ギャンブル狂の父親に進学の為の貯金を掠め取られ、2人で暮らそうとした矢先父親が卒中で倒れ半身不随、入院費にくわえサラ金からの借金、勤め先はクビになり再就職もままなりません。石田先生サドですね、もう不幸のずんどこですよ。 生きてりゃいいことあるよ、なんていえないほど過酷な環境ですが、死を選ぶまでが唐突で、そこだけ急に駆け足になった気がします。もちっと悩むとかさー。や、ジュリアは今までだって十分悩んでたんでしょうけど。スミオも安易すぎ。それこそ家の中のもん売っぱらってでも金作れば? 美しい悲恋なんでしょうけど、オバサンちょっと呆れちゃいました。 |
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2008-08-28 Thu 18:46
よしながふみさんの対談集。いやはや、皆さんこんなにいろんなこと考えながらマンガ読んでるんですか。面倒くさいなぁ。でもこれくらい考えなきゃ、あれほどのヒット作は出せないんですね。才能だけでなく、たゆまぬ努力ってやつですか。 年齢が近いせいもあって、子供の頃に読んでいたマンガがかぶります。いろいろな見解が聞けて面白かったです。 なかでも三浦しおんさんの博覧強記には脱帽です。この方、いったい一日何冊読んでるんでしょうか。直木賞のインタビューで『愛読書はBL』と言い切る潔さ。是非夢のBLチャンネルをお願いします。 そして羽海野チカさんとの対談も興味深かったです。『ハチクロ』また読み返したくなりました。萩尾先生にしても同様です。 私も言いますよ〜。いつか大河で【日出処の天子】を!! |
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| No Way Out 〜出口なし〜 |
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