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2012-10-19 Fri 15:05
不器用で変人で、でも言葉の造詣の深さは抜群な、あたまもじゃもじゃのまじめさんが、辞書編纂部にスカウトされたところから始まります。下宿先のお嬢さんに恋して、これで1冊いくのかしらと思ったら、あっさりくっついちゃって。 次の章では語り手が変わり、チャラい西岡くんが彼なりに悩んで頑張って、というふうに、章ごとに語り手が変わります。新人の女の子は戸惑いながらも辞書作りにのめりこんでいくし、松本先生も体をこわしながらもその行く末を見守り続けるし、気が付いたら15年も経ってるし!! まじめや香具也、西岡といった登場人物の成長物語でもあり、辞書という舟を作る、壮大な冒険物語でもあるのでした。や~、おもしろかった。 スポンサーサイト
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2012-10-15 Mon 15:07
北村薫さんがほめてらっしゃるので、これは間違いないだろうなと思い手に取りました。 おぉ、確かにすばらしい。 ちょっとウソくさい青春小説だなー、と思って読んでたら、あらびっくり! また最初から読み直したくなりますよ。ヒカルくんが謎ですが、まぁそんなことはいいではないか。 恋とバスケと人生がつまった、青春推理小説でした。 |
2012-10-12 Fri 15:03
ソイレントグリーンと呼ばれる次世代食料の謎を暴く刑事のソーン。 これをチャールトン・ヘストンが演じていて、あらびっくり。あ、でも猿の惑星もSFですね。 ソイレントグリーンの真実に気づき絶望して安楽死を望む老人。それでも真実を公表しようとするソーン。 たぶんソーンの声はかき消されてしまうんだろうなぁという、後味の悪いうラストです。 環境汚染も食品偽装もすでに起こっている事件ですから、未来を先取りした映画でしたね |
2012-10-10 Wed 15:01
真珠、ルビー、ダイヤモンドといった感じで、宝石をモチーフにした短編集。 歯磨き粉のために火付けした女の本当の罪とか、結婚詐欺にあった男を助ける雀の話とか、短いながらもおぉっ!と引き込まれる嫌な話が多いです。 ラスト2作は連作なんですけど、イヤな小説を書く女流作家の話で、これって『告白』のこと? |
2012-10-08 Mon 14:57
古谷・金田一のTV版を受けて製作された1本。大林監督が悪ノリしすぎて、まったく評価できない作品にしあがっています。 全編パロディーで、謎解きらしい謎もなく、事件もわややです。 製作当時を懐かしむにはいいかもしれませんね |
2012-10-04 Thu 15:02
”たすけてください”という木札を手にした若だんなが、いろんな人の手助けをするお話です。 仁吉の”誰かの役にたちたいのですね”という言葉は、若だんなの心情を端的に語っていると思います。 |
2012-09-27 Thu 20:24
ナタリー・ポートマンがアカデミーをとった作品で、神経質なヒロインがどんどん追い込まれていくお話です。 だいたい見る前からイヤな話だろうなとは思ってましたが、やっぱりいやーな気持ちのまま終わりました。 背中の傷とか、指のささくれをめくったり、深爪したり、もう痛くてダメ。 最後の舞台は鬼気迫るものがありました。 ポートマンは自費で1年半バレエのレッスンをしたんですって。製作費がないから自腹ですよ。すげー!監督あたまあがらないでしょ。 |
2012-09-25 Tue 20:22
70年代のモー様の対談集。手塚治虫や石ノ森章太郎、松本零士といったそうそうたる面々との対談集です。いまや紫綬褒章をいただくまでの大家になったモー様ですが、70年代当時はまだ若手で、大先輩のお話をありがたーく拝聴している様が微笑ましいです。同世代の美内先生との対談は本当に面白かったです。美内先生はこの当時あたためていたお話を、見事『ガラスの仮面』で描いていて、その計画性に”ガラかめのラストは決まっているというあの話はやはり本当なのか”と思ってしまいました。(ホント、早く描いてください) それに引き替え、石ノ森先生ときたら!この時点でもう天使編を小説で書くとか言っちゃってるくせに、結局そのまま鬼籍に入っちゃったじゃないですか!!まったくもう!! この本の発刊にあわせて追加された、海羽野チカさんとの対談も、とてもよかったです。ウミノさん、本当に好きなんですよ萩尾作品が。その愛がひしひしと伝わってくるんです。対談のために読み返したという萩尾作品についても、すごく読み込んでこの対談に臨んでらして、本当にまじめな人なんだなぁと、改めて思いました。 そしてこれは超オマケなんですが、『ハチクロ』の続きが『ゴールデン・ライラック』だと知って、ビックリです。この本読んだ人だけの特典でした。 |
2012-09-24 Mon 20:21
なぜか事件に遭遇してしまう名探偵がいるように、必ず事件に巻き込まれる名被害者体質の人間、それが主人公の一条さんです。 名被害者は殺される前になにらかのアクシデントが起こり、助かってしまうので絶対に死なない。そこが名被害者たるゆえんなんですって。 そんな特異体質の一条さんが巻き込まれた様々な事件が語られます。もちろんバカミスです。 でもって作者はSFの人だったので、最後はSFになっております。このオチですか!!バカにもほどがあります!ここまでくるとすばらしい!! |
2012-09-23 Sun 20:19
今月はジョン・カーペンター月間ですから!! ニューヨークそのものが刑務所と化した島から、誘拐された大統領を救い出す密命を受けたスネーク。 どこに行っても”あんたがあの”とか”死んだと思ったぜ”と言われるほどの有名人ですが、何で有名なのかは最後までわからずじまいでした。いわゆる伝説の男? その伝説の男ですが、カート・ラッセルもうちょっとアクションができればなぁというのが、正直なところです。 アクションシーン自体あんまりないんですけど。あぁ、できないからないのか! 話もCGも(当時にしては)キレイだし、オチもいいんですけど、やっぱりアクションがなぁ…。 |
| No Way Out ~出口なし~ |
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